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議会最終日の不思議な出来事 [議会ウオッチング]

 議会最終日の不思議な出来事

 23日議会最終日、長浦公民館に傍聴に行った。この日、今議会に提出された議案の採決が行われるからである。この日の傍聴は私一人であったが、ゆったりと聞くことができたけれど、時々映像が中断することがあり、これは放映者の責任ではなく、通信が乱れてのことであったのだろうと思っている。

 さて肝心の議案採決である。反対討論がなければ満場一致ということになる。今議会での反対討論があったのは第2号議案、第6号議案、第9号議案である。ここで起きた不思議な出来事について報告する。傍聴者の勝手な想いである。

 第2号議案は「袖ケ浦市健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」というもので反対討論が篠崎議員、賛成討論が木村議員であった。
 第6号議案は「袖ケ浦市と木更津市との間における火葬場に関する事務の委託に関する契約の制定に関する協議について」という長い文の議案である。
 反対討論は 篠崎議員 賛成討論は山口議員であった
 第9号議案は、残念ながら議案名が良く聞くことができなかったが「市庁舎の当初建設費用の増額について」の提案であった。
 反対討論は吉岡議員であり、賛成討論は稲毛議員であった。

 ご承知のように、賛成討論に立たれた3名の議員諸侯は、一般質問でも精密な調査や、鋭い舌鋒での追及を行っていらっしゃる方々である。木村議員は公明党の星と目され、福祉問題を一貫して追求されていらっしゃる。山口議員は昨年度地元区長もされ、14棟84世帯のアパート群宅地開発については、行政執行部をたじろがせた。稲毛議員は3月議会で自らの徹底した交通量の実態調査を基に、混雑・渋滞地域の解決に向けての提言をされ、6月議会でもその後の取り組みの動きを糺している。

 ところが賛成討論に立たれ、話された内容は、なんとお三人とも、議案説明の中の1点を指摘されただけであった。一例で言えば木村議員は、福祉問題でおっしゃりたいことは山ほどあるであろうと思っていたら「適正な按分率だから賛成」の一点であった。
 山口議員も、稲毛議員も賛成理由は一点を取り上げただけであった。
 明るく鋭い口調であった稲毛議員の表情は、重たく何かに怒っていらっしゃるように見えてならなかった。(失礼でしたらお許しを・・・)

 もしこの賛成討論内容が、行政執行部がつくったものであったとしたら、何と議員を侮辱した内容であろうかと思った。執行部は私たちの質問に対する返答で「慣行として議会からの要請があるうちは引き続き原稿をお届けする」とあった。だから手元に届いてあるはず。

 でもはっと思った。稲毛議員の怒りの表情は、
「なぜ議員が、行政執行部がつくった原稿を読み上げねばならないのか・・そんなことできるはずがない。形だけ作ればよい!」
ということを表していたのではないのか?・・木村議員も、私も存じ上げている山口議員も同じ思いであったに違いない・・・

 間もなく私たちのチラシが各家庭の新聞折込みにはいる。「袖ケ浦天然ガス火力発電所建設計画」反対を中心に、この問題にも触れざるを得なくなってきたので一行程度入っている。春日部市では、職員からも「議員のやらねばならぬ仕事をなぜ私たちにさせようとするのだ」という問題も湧きあがったりして中止になった。

 それにしても、議会のこの問題に対する無視した姿勢が続いているのは、恥ずかしいとは思わないのかな?   23日最終日の不思議な出来事であった。
                         Kawakami


 

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