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世界のエネルギーその中で東京ガスは? [火力発電所]

 世界のエネルギー政策の中心は、水素エネルギーの方向であることは見えたであろう。日本の中でもその方向を見据えて、実績を上げている企業があることも分かった。その中でなぜ東京ガスは、座礁資産になりかねないLNG火力発電所をつくろうとしているのか。東京ガスの経営陣は、水素とか、再生エネルギーに対し関心はないのか・・・ここに東京ガス最新のニュースをお伝えする。 kawakami

https://www.kankyo-business.jp/news/025702.php
https://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20200729-03.html

◆ 東京ガス、630MWの太陽光発電事業を米テキサスで取得2020年07月30日掲載

 東京ガス(東京都港区)と100%出資子会社の東京ガスアメリカ社は7月29日、再生可能エネルギー開発事業者のヘカテエナジー(米国イリノイ州)が米国テキサス州で開発を進めている最大出力63万kWの大規模太陽光事業「アクティナ太陽光発電事業」を取得することを決定したと公表した。

東京ガス米国へ.PNG

 同事業の取得は8月6日(現地時間8月5日)を予定。2020年度上期に工事着工し、2021年度中の段階的な商業運転開始をめざす。建設から運転開始後の事業運営までを同社グループ主導で手掛ける、初めての海外太陽光発電事業となる。また、メキシコでの再エネ事業と国内での再生可能エネルギー事業を合わせると120万kWを超える再エネ電源取扱量となる予定。

 建設予定地のテキサス州は、全米トップクラスのGDP成長率と人口増加率を有しており、日射量も豊富である一方で太陽光発電の導入容量が少なく、今後の開発余地が大きいと見込まれているという。また、同事業は高電圧系統の送電線への接続権を保有しており、発電した電力は、米国テキサス州のエルコット(ERCOT)電力卸売市場への販売を予定している。

 東京ガスグループは、グループ経営ビジョン「Compass 2030」で海外における利益の拡大および CO2ネット・ゼロへの挑戦を掲げている。その実現に向けて、海外事業を加速させるとともに、2030 年における国内・海外での再生可能エネルギー電源取扱量500万kWの獲得をめざし、引き続き取り組みを進めるとしている。

 ◎ 袖ヶ浦にLNG火力発電所を作るということは、座礁資産になっても構わない、当面の東京電力からかすめ取った13万件の電力需要を、自前で賄うための間に合わせ発電所なのか?国内でもなぜそれを自然エネルギーで生み出そうとしないのか?わざわざ東京ガスに乗り換えた顧客を裏切ることになるとは思わないのか・・・そんな疑問を皆さんに提示しながら、この稿を閉じることにする。







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