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水道企業団との意見交換会 =その14= [水道事業]

  水道企業団との意見交換会 =その14= 2024/04/12     関  巖

 2月26日の企業団との話し合いを報告します。
質問・要望はこちらから1月31日に出したもの、回答は2月21日に企業団からの回答です。
2月26日の企業団との話し合い事項でQは市民から、Aは企業団からの発言です。

質問⑦.県、かずさ4市、その他関係団体と連携した危機管理体制の強化に関して、
「その他関係団体」に新井総合施設の産業廃棄物最終処分場は含まれていますか?
 産業廃棄物最終処分場から、処理しきれない汚染水が小櫃川に流入するようなことが起 きた時にすぐに検知でき、関係団体と対応して適切な処置が可能なのでしょうか。
産業廃棄物最終処分場から大量の汚染水が流失した場合の、連絡、想定訓練等は実行されていますか。
新井総合施設の埋立地の崩壊や土石流の発生の検知技術、廃水異常の自動検知などがどように構築されているか、かずさ水道企業団でご存じであればご教授願います。
また、それらの異常が確認された場合の危機管理対応について教えてください。

 <質問の趣旨>
  私たちは新井総合施設産業廃棄物最終処分場が保有している設計値を越える大量の汚染水が、何らかの原因で小櫃川水系に多量に流入し水道水として利用できなくなることを危惧しています。
 新井総合施設の産業廃棄物最終処分場は、平成24年に内部保有水の漏洩事故を起こしたことにより、千葉県から指導を受けており、産業廃棄物処理場の管理が脆弱であり、要注意の事業者と思います。
また、第一期処分場に埋設している産業廃棄物の撤去を求められ、現在裁判で係争中でもあります。
この埋立地の汚染保有水は、現状では底面からの設計水位0.5mの80倍40mの高さに達しています。
埋め立ての底部には常に約0.4Mpaの圧力が加わっていることになります。
防護シートの一部が破損したりすれば、処理工程を通らない特定有害物質を含む汚染水が大量に小櫃川に流入します。まして、大規模地震が発生すれば、土でできた防護壁の崩壊による流出、汚染水処理設備の損傷による流出の懸念があります。
◇施策2.安全で安心な水の安定供給 12ページから

(回答)
 その他関係団体とは、電気供給に係る東京電力、復旧活動に係る建設業協同組合など水道復旧・維持にかかわるものを指しております。汚染水の流出を新井総合がすぐに感知しているかはわかりませんが、流失を確認した場合は電話連絡が来るようになっております。仮に河川に流れた場合濃度にもよりますが、河川水で希釈されて浄水処理施設で吸着できるものと考えますが、安全が確認された水を配水します。新井総合からは3ヶ月に1度水質報告を受けており異常は認められておりません。協議書においては水質の報告のほかに、施設の管理状況の現地確認が認められていますので、必要に応じて確認しております。
 新井総合が行っている現場管理は、ホームページ記載の通り遮水シートの破損時に電気的に漏水感知をする機器の設置、浸出水は河川放流前の合流槽での水質検査、場内カメラでの監視、などを実施していることを確認しています。
(つづく)
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