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この赤色の紙はなんだかわかりますか [平和]

 召集令状.PNG
 
 臨時召集令状 ・・通称「赤紙」の復刻版が手に入りましたので紹介します。

 第2次世界大戦末期、日本の若者達は本人の意思にかかわりなく、徴兵制度(法律)で戦地に駆り出され、戦地での戦死者が多く、予備役の投入、それでも兵士が足りない。そこでこの様な「臨時召集令状」を発行し、兵士を招集しました。

 この令状の発行費用は、昭和12年以前(1937年)の貨幣価値で、ハガキ1枚「一銭五厘」で、上官から「お前たちの命は1銭5厘」だと言われたことから、当たり前のように使われる言葉になったのです。
これを町や村の役所の職員が配達します、その口上はこうです。
「〇✕さん おめでとうございます、この召集令状が発行されました」と伝えました。

 一銭五厘の令状で、国権の最高機関の長である「天皇陛下」に命を捧げたのです。
今の「平和憲法下」令和四年に住む若者達には、今から77年前(敗戦の年)以前に、この様な事が現実にあったとは考えられないでしょう。  
先の戦争に駆り出された、今の老人たちは、自分が体験した戦争の事を多く語りません。それほど 苦しく悲しく悲惨な事だったのです。だから 子供達や、孫・ひい孫達には戦争の事は話さないのです。

 添付した 復刻版「臨時召集令状」を今一度見てください。貴方たちは日本の現在、未来に生き、生活するのです。政治に関心を持って下さい。二度とこの様な「召集令状」が、あなた方に届かぬ様にして下さい。選挙に行ってください。78歳になった老人からのお願いです。

(ちなみに私は終戦1年前:昭和十九年生まれですので乳飲み子でした。
母の母乳は栄養失調で出ませんでした。隣家のヤギの乳で育ちました)。
                       「浜田の翁」さんから

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