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蟻とテントウムシとアブラムシのお話 2 [その他]

 (昨日の続きです)kawakami


実はアブラ虫が付くと植物は一大事と考え、緊急信号の匂いの110番通報を出します。
てんとう虫は目が悪いがとても敏感な嗅覚があって植物の110通報の匂いを察知、飛んでくる。
そしてアブラ虫を一杯食べて産卵し、てんとう虫の子供もあぶら虫を食べ、数を増やしながら結構退治する。 ~結構退治とは全滅することはない程度の意味~

 蟻はアブラ虫を食べられては大変とテントウ虫に噛みつくが、てんとう虫の背中が丸いので滑って噛めないし、蟻の足にベタベタする臭い黄色い液を出し、蟻はこの液が足につくと歩けなくなる。

 ◆ こんな関係ですがこれってロシアとウクライナ、G7国の関係に似ていませんか?
ロシアのミサイルがアブラ虫、蟻がミサイルを運ぶ爆撃機、ウクライナが植物、一方的に被害を受けるが耐える。G7がてんとう虫。
 あぶら虫のおこぼれ蜜を吸いたい後進国がロシアの味方をする。
でも虫の世界と人間の世界で大きく違うのは、どれも相手を徹底的に食べてしまうことも支配することもない。
 適当なところで休戦してみんな生き延びる知恵のあるところ。

 ◆ 植物と菌糸の関係と農地の整理・活性化
 私は東北地方で生まれた、松茸山があって、悪童の私は山に入って松茸を無料でご馳走になっていました。
 松の太さ20―40cmで日当たりの良い斜面で雑木の少ないところに松茸は育つ。松の木の根本の松の枯れ葉をめくると円周ぐるり白い菌糸がいっぱい。
 この菌糸の健康は松が健康であることの証拠で、菌糸が育たない環境では松茸は育たないし松の元気には菌糸が大事とのこと。

 この関係は松だけでなく、他の樹木でも同じで、色々な菌糸は大豆の根粒菌のように根っこについて栄養を補給するだけでなく離れた他の樹木にも栄養を運ぶ働きがあるそうです。
 秋になって広葉樹の葉が落ちるとせっせとバクテリアと菌糸が葉を分解してミネラルと一緒に来年と周辺の植物の栄養を作る。その栄養は菌糸を育てると同時に他の植物の根にも供給される。
 初夏になると今度は常緑樹の葉が落ち生え変わる。そして同じように栄養分になる。
つまり広葉樹も常緑樹も季節を替えて、お互いに栄養を他に運ぶことで生きる環境を作っていると言える。植物は共存共栄で菌糸が協力条約のようなもの

◆ しかし人間はどうでしょうか?
 資本主義経済では持てるものと持てないものが生まれる。国家との関係でも同じ、持てるものはお金と軍事の力を持つ。資源国家は資源を武器にして他国の国民を苦しめ、裕福で強力な軍隊を持つ国はお金と軍隊で他国を支配する。飽くなき欲望で後進国を支配し後進国は自身の力では成長することは難しい。

 そして先進国は富を独占するだけでなく資源を浪費し、CO2を大量に地球にばらまいた結果が気候変動。洪水、干ばつ、山火事、海面上昇、魚の減少をはじめとする食糧危機の時代到来を暗示している。 これが私たちの世界。

 一方、気候変動の被害を被るのがCO2をちょっとしか出さなかった後進国、でも先進国は今までの行いを反省せず、後進国への応援もしない。

 今年エジプトでのCOP27はこの格差問題とパリ協定の実行が大きなテーマですが果たして・・
 まさしくバクテリアと菌糸(かび)の世界に劣る人間の世界ではないでしょうか?

 いま袖ヶ浦市は海の犠牲の上に海岸沿いが発展する一方、内陸部の産業は農業・酪農であり、農業者数は減る一方です。早期にこの問題に手を打たないと気候危機だけでなく食料生産の人手不足で気候危機に相まって食料危機を加速するのではないか?と思う私はオーバーな人間でしょうか?

 田んぼの区画整理は結構すすんでいます、今度は休耕農地を集約整頓すると同時に営農型太陽光(ソーラーシェアリング)を行うことで電気の売却で農家を支援、同時にCO2も減らせる休耕農地の区画化でそんな環境をつくるべきではないでしょうか?
 ちゃんと区画されていれば機械化もできて食品大企業も来ますし、地元グループ農業で若者が農家を目指すことにも繋がるでしょう
 なんと言っても袖ケ浦は交通の便もよく東京の野菜倉庫のような地の利があります。
落葉樹と常緑樹、菌糸の関係のように、、、できないものか?

                                        以上
◆ 今日の傑作時事川柳  相撲はモンゴル 野球はMLB


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