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市議会議員の通信簿 [議会ウオッチング]

 昨年,市議会選挙があり、新しい議員諸侯は12月議会が、任期第一年目の出発となった。

国は「三権分立」という政治形態をとっている。
日本の市町村の数は、2018年(平成30年)10月1日の時点で、市が 792、特別区(東京都区部)が23、町が743、村が183で、合計1,741である。これら自治体は「二元代表制」という政治形態をとっている。国に習っていえば「行政・立法」の「二元」を担う部分が、行政は住民から一人、立法部分は、多種多様な人たちから選ばれた議会定数の議員が、立法部分を担っている。行政の具体的執行を監視し、住民の安心・安全を守るため不必要な政策についての否決権を持つ。

袖ケ浦市議会にあっては、23名の議員に市民はその任を付託している。各議員はその任を果たすための機会は多面的にあるのだが、市民に公開される最大の場は、年に4回開かれる本会議での一般質問の場面だ。誰もが自由に与えられた時間内での質問ができる。袖ケ浦市議会の場合、質問時間は30分。一問一答形式である。答弁も約30分。ひとり全体で1時間がめどになっている。

年に本会議は4回あるのだから、質問時間は答弁を含めて4時間。任期中合計で16時間の質問時間となる。勿論一般質問がすべてではなく、個人的な調査活動、常任委員会での発言、市民への広報活動等、することは限りなくある反面、したくなければ、何もしなくても、歳費はすべて同等にでて、評価は支援者がすることになっている。
ただ、言えることは、一般質問は議員に与えられた、これらの業務の中で、最大の責務を果たす場面が設定されているということだ。だから私たちは「議会ウオッチング」の中で、一般質問を最大重視しているのだ。

9月議会で、任期一年目の一般質問4回が終了した。質問に立った議員の回数を調べたところ、議長・副議長を除く21人の議員の中で、登壇数ゼロの方が5人もいらっしゃった。
1回だけの方も3人いらした。
1年間4回しかない。恥ずかしいことだと思われないのか。

昨年任期終了時点で4年間の実績を一覧表にして、「議員の通信簿」をチラシに作ったが、新聞折り込みで、全市内に配布するには「あまりに厳しすぎる」という意見があって、没にした。でもそのうわさは伝わって、退任された方の中に任期中ゼロの方がいらした。

12月議会から2年目が始まる。あと3年。今期は通信簿の発行を必ずしたいと思っている。                                       
                                   
                                      kawakami



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