SSブログ

小学校児童の喘息罹患数 [環境問題]

 医療関係者にお尋ねしても、なかなか見つけることのできなかった貴重な資料を、会員が教育委員会との話し合いの中で教えていただいたものです。それは袖ケ浦市内小学校在籍児童における喘息罹患者数調査資料です。それを紹介公表します。

 私たちは、ご承知のように「石炭火力発電所建設問題」について、3年間にわたって建設反対の運動を続けてきました。その結果、1月31日に、東京ガス、出光興産、九州電力3社合同記者会見で、袖ケ浦石炭火力発電所建設計画断念の表明を勝ち取ることができました。これは、石炭火力にかかわる地球温暖化の問題から発して、大気汚染が、子どもたちの健康被害を生み出している実態の報告に至るまで、数多くの市民が理解し反対に立ち上がってくださった成果です。特に子供の健康被害はこれからも克服しなければならない、見逃すことのできない問題です。再度確かめる意味も含めての公表です。お確かめください。(クリックすると大きくなります)


袖ケ浦小学生喘息罹患率.PNG



① 平均して、袖ケ浦市小学生の10人に一人は喘息罹患者です。市原市よりも罹患率が高いのは、北西の風が多く、姉ヶ崎・袖ケ浦のコンビナートの排出煙が多いことと、蔵波台は高台で、大気の逆流現象による汚染現象を起こしているのではないのかと推測されます。
② また長浦地区は、よく異臭の訴えが住民からあります。発生源は想定されるのですが、規制する姿勢が弱いことと、NOX街道と呼ばれる臨界産業道路の窒素化合物による大気汚染がもたらしているものと思われます。

★ このことにかかわる公的な発言は、袖ケ浦には記録がありませんが、市原市にありますので紹介しましょう。
          平成27年度第2回市原市環境審議会議事録
議長・・確かに呼吸器疾病は大気汚染の状況によってかなり違いがあります。市原市の医師会でも、何年か前に5年くらいかけて呼吸器病の小児を主に対象としましたが、やはりこの姉崎、五井、八幡の海に近い方に住んでいる子供たちに圧倒的に喘息が多いと、そういう結果が出ています。牛久や鶴舞など、市原市でも山間部の方に住んでいる子供にはほとんどそういうことは少ない。そういいう結果が出ています。
                                  kawakami

nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。