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出光は石炭火力から撤退を 2 [石炭火力発電所]

 昨日は街頭での呼びかけを、最新の小型マイクを使って、女性スピーチDJナンバー1のSさんが、美声を有楽町の街並みに響かせてくれました。街行く人も、もちろん出光職員の皆さんも、立ち止まって聞きほれるほどであったと聞いています。何を話したのか。以下の文言をお読みください。

◎ 道行く皆さん、出光で働く皆さん、おはようございます。私たちは石炭火力発電所建設が計画されている袖ケ浦市から、出光の皆さんに訴えとお願いに参りました。

◎ 皆さん、出光興産が計画している石炭火力発電所建設計画は中止してください。
1年間に580万トンという膨大な石炭を燃やしたら、私たちの街の空はどのようになると思いますか。大気汚染の公害の街になるでしょう。袖ケ浦市民はモルモットではありません。袖ケ浦市民は断固反対です。是非このことを職場で話題にしてください。

◎ 皆さん、出光興産は、日本のエネルギーの中核企業であり、リーダーでもあります。
地球温暖化を進める石炭使用に対し、厳しい反対運動が世界中に巻き起こっている現実を十分ご承知でしょう。石炭火力が座礁資産になることは目に見えています。日本エネルギーの指導的企業として、未来を見つめ、即刻石炭からの撤退を求めます。

◎ 出光の皆さん、袖ケ浦市民も、世界中の人たちも、自然災害激化の状況から、二酸化炭素(CO2)が増加することを望んでいません。パリ協定はそのための約束です。出光もぜひ世界の人々の願いにこたえる企業になってください。

◎ 出光の皆さんに訴えます。ダイベスト運動をご存知ですか。石炭を主要な商品として扱う企業について、銀行からの融資を撤退する運動が世界的に広がっています。日本生命保険相互会社の総代会で「石炭火力発電などのプロジェクトに対しては新規の投融資は行わないことも検討する」との執行部からの発言がありました。今後ダイベスト運動は、急速な発展を見せるでしょう。出光の方針転換を求めます。

◎ 出光の皆さん聞いてください。脱石炭を宣言している国はイギリス、フランス、カナダなど28カ国となりました。どんどん世界では脱石炭の潮流が強まっています。
 今まで、日本のエネルギーの先進的役割を果たしてきた出光は、このまま石炭に執着するとやがて置き去りになるでしょう。自然エネルギーへの転換を呼びかけます

◎ 出光の皆さん。企業内電力の再生可能エネルギーを100%にする宣言「RE100」には昨年からリコー、イオン、アスクルなど日本の企業も加わり大手企業137社にのぼっています 。こうした動きを背景にして、太陽光や風力発電のコストは急激に下がり、化石燃料コストを大幅に下回るようになってきています。自然エネルギー100%の世界は、手の届かない理想の世界ではなく、現実的に達成できる将来のビジョンとして描かれるようになりました。出光はこの現実に目をつぶろうとしています。石炭からの早急な撤退を私たちは求めます。

◎ 出光の皆さん 袖ヶ浦では8種類の大気汚染測定をしています。現在、光化学オキシダントだけが基準を超えています。企業と市民と行政一体になって、大気汚染をこの段階まで減らしてきました。今石炭火力発電所が始動すれば、新たにPM2.5 光化学オキシダント等の汚染増加が、当然のごとく予測されます。石炭火力からの排煙は犯罪行為と同じだと私たちは思っています。石炭火力発電所は中止してください。

◎ 出光の皆さん。豊かであった東京湾の海は、死にかけています。海苔の漁場は壊滅状況です。京葉コンビナートの排水と、気象変化による海水温度の高温化で、赤潮、青潮という魚たちが住むことのできない海になりつつあります。石炭火力はこのことに拍車をかけます。
漁民の暮らしを壊さないでください。石炭火力から撤退することを求めます。

      以上(明日も続く)              kawakami                     


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