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出光は石炭火力から撤退を 1 [石炭火力発電所]

「袖ケ浦の石炭火力発電所はいったいどうなっているのでしょう。」
「環境アセスメントの準備書は、なぜ公開されないのでしょう?」
 この質問の答えは、何度もこのブログで紹介しています。改めてはっきりと書きましょう。

① エナジー社を構成する3社の中で、東京ガス株式会社は、石炭を燃料とする火力発電所建設から、LNGを燃料とする火力発電所への方針変更を明らかにしました。

② 九州電力社は、石炭とLNGを比較検討し、有益な方法での建設に協力したい。との発言です。

③ 石炭の優良鉱山を持つ出光興産は、東京ガスの方針変更に異論を唱えたままの状態で推移しています。
 
★ 東京ガス株式会社は、2社と誠意をもって話し合い、年内に決着をつけたいという決意で臨んでいることを、内田社長はインタービューで公表しています。

◎ 私たちは、このような状況にあることから、過日、東京ガス本社前で、「東京ガス方針転換支援・と激励アクション」行動を行いました。

◎ 引き続き本日、11月26日早朝、出光興産本社前で通勤時の職員の皆さんに、「東京ガスの方針転換を支持」「出光興産は石炭火力から撤退を」という横断幕を掲示し、マイクで訴え、チラシを配布し、本社社長あての手紙と要請書、さらに「市民団体との意見交流懇談会」申し入れを提出してまいりました。

★ 出勤中の職員は、一様に興味を持たれたようで、中には、通り過ぎてから、わざわざ戻ってこられて「俺も石炭火力には反対なんだ」と話され「読んでみるよ」とにっこり笑ってチラシをもっていかれた方もいたのです。
★ 正味30分ほどの間でしたが、300枚持って行ったチラシのほとんどを受け取ってくれたのは最高でした。出光OBの方々が、私たちの周辺市も含め3000人ほどいらっしゃいます。この方々の、かっての明るい出光の社風の伝統が、今でも、秘かに社員の底に流れている感じでした。

▼ ところが終わって、申し入れ文書を届けに行ったとき出てきた4人の方々は、申し入れの趣旨に対し、黙して語らず、持参者の一人が、文書についての訴えを話し始めると、途中で話を遮り
「私たちは文書を受け取りに来たのであって、話を聞きに来たのではない。」
と、上から目線の冷たい一言で、去っていきました。袖ケ浦現地での対応も全く同じでした。出光はすっかり変わったようです。

▼「海賊と呼ばれた男」創業者・出光佐三氏の、社員、顧客を含めた地域住民の中に飛び込んだ、生き生きした生き様に比較して、今の出光幹部のさびしい姿が、帰途の電車の中の話題になりました。

◎ 今回のアクションには、地元・袖ケ浦市民が望む政策研究会」からの参加者のほか、同じ問題に取り組んでいる蘇我・横須賀の「石炭火力を考える東京湾の会」の方、気候ネット、FoE JAPAN、グリーンピース、それに、京都からの参加者までも加わってくださり、力強い集まりになりました。あらためて心から感謝申し上げます。

※ 前夜からぎっくり腰と、風邪をひき、当日朝は動けなくなったため、残念ながら欠席したお詫びに、袖ケ浦からの参加者の聞き書きによる報告です。
下の写真は先日袖ケ浦に来られた、FoE JAPANの高橋さんがすぐ送ってくれたものです。ありがとうございました。 (明日は続きです)  kawakami

出光アクション.PNG
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