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バイオマス火力発電所を考える [火力発電所]

 9月7日、市原にある「市原グリーン電力」の見学会がありました。袖ケ浦旭化成の所に建設予定の「バイオマス火力発電所」とはどういうものであるかとという疑問に、同じ「バイオマス火力発電所」の名前の、この会社にお願いしたところ、快く許可してくださったものです。
 その参加の記録を FoE JAPANの鈴木国夫さんが寄せてくださいました。紹介します。
kawakami                     
世の中には、
環境に悪いバイオマス発電(ヤシ殻など輸入燃料に頼り、東南アジアの自然破壊促進)
環境に良いバイオマス発電(廃棄物、間伐材などを燃料とする)
があるのですが、9/7 「市原グリーン電力」(43.8MW)を見学してきました。
環境に良い方のバイオマス発電所です。

袖ヶ浦に、環境に悪い巨大バイオマス発電が計画されているので、勉強のため、
富樫さんが呼びかけ、8名参加で予想以上に有意義な見学会でした。

三井造船の技術開発により、FIT制度ができる前の、2008年から稼働しており、
燃料の8割は、千葉県内の間伐材、建設廃材とのことです。
パーム椰子殻に比べ、建設廃材は夾雑物に、木材は含水率に苦労します。
多種類の燃料に対応できるかなり技術力の高い炉でした。

千葉県内の中小の林業関係者、産業廃棄物業者と協力して燃料供給の仕組みを構築し、
地域発電所として社会的機能を果たしていることにビックリでした。

「変動する再エネの調整電源になりますか」と質問したところ、「通年フル運転
しなければペイしない」「変動吸収に適する電源はガス火力発電でしょう」
とのご返事でした。

写真を添付します。 FoE Japan鈴木国夫

バイオマス火力について考える.PNG



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