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東京ガス本社との話し合い 5 [石炭火力発電所]

 今日は最終第4の柱である。ここでは、グリーンピースからの参加者お二人の発言を紹介する。お二人ともエネルギー問題が専門で、今回日本の状況を把握するため来日したフィンランドの方と、グリーンピース・ジャパンエネルギー問題担当の方のお二人である。
その報告を聞く。

◎ 第4の柱 石炭火力を巡る国内外の情勢について

★ ベースロード電源・排出量取引制度・ダイベスト・

① フィンランドから来られた方からは、ヨーロッパ、特にEUの動向について話された。一つは日本ではエネルギー基本計画で、ベースロード電源として、原発や石炭火力を位置づけているけれど、エネルギー政策では長期にわたる政策設定は情勢の変化に対応できないということで、ほとんど使われなくなっていること。排出量取引制度(CO2目標結果による売買)や、金融機関からの撤退に加速が進んでいることが報告された。

② これを受けた形で、日本におけるエネルギー担当者は、具体的に三菱UFJ銀行での経験を話された。三菱UFJ銀行株主総会での話である。グリーンピース・ジャパンはこの銀行の株主であるという。その代表として出席し、世界情勢を話し、石炭火力企業への融資撤退を提言したところ、大きな拍手が起きたという。それだけではなく、2番目の質問者は気候変動についての質問をされたそうだ。10人の質問中二人がこの問題を取り上げ、経営陣の答弁は「強い関心があり経営陣としても重視している課題である」ことを表明したという。日本における金融機関からの融資・投資の撤退に加速が加わるであろうことが報告されている。

★ 年内に決着を・・地元での説明会開催を・・・総括的発言

① 東京ガスは、エネルギー分野における、リーディングカンパニーとして奮闘していただきたい。そのために、「RE100」(Renewrable Energy 100% の略語で再エネ100%で会社を運用しようとする会社の集まりで日本ではリコーが最初に加盟)に積極的に参加されては???

② 「週刊 エネルギーと環境」冒頭のリードに、内田社長の言葉として「年内に決着を」とある。是非1日も早い実現を期待する。その際、方針転換に至った市民向け報告会を開催してほしい。「公益企業としての立ち位置を明確に」とは、企業と顧客である市民との経営理念、方針の共有でもある姿を袖ケ浦市民に明示してほしい。

 東京ガスの先見的経営理念・経営方針と、その方針を共有し、支援した市民運動との結合による方針転換が、一日も早く結実されることを願い、この報告を閉じることとする。

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