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自治会は今 その4 [自治会]

自治会は今  その4

▼ 集票マシーン化した自治会

 もっと大きな問題とは何でしょう。朝日新聞では次のような問題を取り上げています。

① 「自治会長の肩書で、候補者の選挙事務所に応援の張り紙があった」これは群馬県伊勢崎市の話。「これだと町会の住民が皆特定の人を後押ししていると思われる」と怒って話してくれた婦人のことが掲載されています。
② 「集票マシンとしての利用」これはあちこちで聞かれます。副会長などが支援賛同の署名集めをしたり、役員会で推薦決議をしたり、ほかの自治会にまで行って、その自治会からは立候補者がいないので、そこの自治会の推薦要請をしたり・・・これは袖ケ浦でもよく聞かれることです。

 自治会組織を、選挙にまで悪用することは、民主主義の基本を揺るがすことなのだという自覚を持たなければなりません。地盤、看板、カバンの選挙は許してはならないことです。

▼ 地位利用と行政

 もう一つ怖いことは、地位を利用して、特定の企業の利便を図り、還元利得を図るような働きをする方を自治会長などにさせてはいけないということです。

 地位を利用しての、企業からの勧誘・あるいは親戚から頼まれて、企業立地に同意の印鑑を押し、行政も、それを無条件に認めての紛糾があちこちで起きていることはご承知でしょう。近くの鋸南町における残土問題など、町全体を揺るがす、行政に対する抗議活動にまで発展しています。

 原発立地地域での、自治会の悪用・・これもよく聞かれます。住民投票を首長が悪用し自治会を使って、圧倒的な賛同票を集め実現させる。自治会が行政の「しもべ」になったとき、戦前の隣組に変質します。

◎ 朝日新聞シリーズが提起した「自治会は今・・」シリーズでした。明日はまとめに、袖ケ浦市内で優れた自治会活動をされている事例も紹介し、本物の自治会活動とは・・ということを皆さんで考えるきっかけを提起したいと思っています。

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