SSブログ

「事件はまた繰り返す」その1 [その他]

おはようございます! 今朝の東京新聞の社説、是非ブログに掲載してほしいですね!60年もたっても解決できない体質!これが最新の福島事件へTO BE 継続! 
 ちゃんと総括しないので、敗戦とともに「一億総懺悔」とやらの新語登場となります!!
そして今「一億総活躍」とかの新語を国民の脳みそに刷り込み中!! 
 福島原発ではどんな言葉で国民を洗脳するのやら???(Yさん)

 そこで早速東京新聞を開いた。「事件はまた繰り返す」~水俣公式確認60年~という文字が目に入った。読後想った。「これは皆さんにぜひ読んでほしい」しかし少々長い。新聞の写真では、はっきり文字が読めないであろう。そこで書写して2回に分けて掲載することにした。以下社説である。

 水俣病60年、公式確認という言葉がそもそもあいまいだ。始まりも終わりも決めるのは当局なのだと言いたげで、水俣病はまだ解決されていない。

 父親は窒素の社員。不知火海に有機水銀を流し続けた水俣病の加害企業である。高校時代までを過ごした熊本県水俣市の社宅は海に近かった。一家は毎日のように浜辺で貝をとり、行商人から魚を買って食べていた。体に異変を感じるようになったのは、20歳になったころだった。両肩から指先にかけて強いしびれに襲われた。

ふるさとは心に秘めて

 チッソの国や県に対して、健康被害への損害賠償を求める「ノーモア‣ミナマタ」第2次訴訟の原告の一人、埼玉県在住の伊藤鈴子さん(70)は、長い間、だれにも相談できず悩んでいた。
 父親の転勤で東京へ引っ越した。父親からは「水俣の"み”の字も口にだすな」と強くくぎを刺されていた。差別と偏見の恐怖にとらわれ、他界した夫にもとうとう打ち明けられなかった。子供たちが家庭を持ち、無事に孫も生まれて、ようやく自らも省みる勇気がわいた。検診を受けたのは6年前、『水俣病特有の症状」と診断された。

 8つ年上の姉は重症だ。それでも「私は水俣病ではない」と検査を拒み続けている。そんな姉のためにも真実を突き止めたい。伊藤さんは原告団に加わった。
「水俣で起こったことは、事件です。事件として解決しようとしないから、だれも責任を取ろうとしない。だからまた繰り返す」
 みなまたの〈語り部〉石牟礼道子さんの全集を刊行した藤原書店社長の藤原良雄さんは指摘する。(明日に続く)

kawakami



nice!(7)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0