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石炭火力発電所建設始動 [石炭火力発電所]

 ここ数日、新聞各紙は、石炭火力発電所建設計画にかかわる、環境省と、経済産業省との合意を大きく伝えている。予想されたことであるが、これで「環境影響評価法」に基づく「2030年までに13年比26%減」の温室効果ガス削減目標は、どうも危ない状況になってきた。この合意には強制力はない。単なる表向きの約束事である。

 さて、これにより袖ヶ浦市の石炭火力発電所建設は現実的なものとなり、行政は法人税収益増を見込めるものとして、ホッとしていることであろう。
このニュースと同時に株式会社千葉袖ケ浦エナジー社は「環境評価方法書」の縦覧をはじめ、市民説明会を開くという。説明会は、明日11日13時30分・市民会館で行われる。
さらに16日は臨海スポーツセンターで実施予定である。

 今日、縦覧に行ってきた。まずその分厚さに圧倒された。今まで多くの人たちが縦覧に来ているだろうと思っていたら、なんと、だれもいなかった。私が最初である。明日の説明会の参加者はどうなるものか??

 千葉県内には12か所もの火力発電所がある。これらの発電所の燃料は、東電をはじめとしてほとんどがLNG(液化天然ガス)であり、そのほかは都市ガス、コークス炉ガス等で石炭は一か所もない。石炭が敬遠されていたのは、排気ガスによる大気汚染度が高いからである。それが全国一斉に建設ラッシュになったというのだから驚きである。その数は8月時点で実に48基。合計発電出力は約2350万キロワットにも上るという。冒頭に書いた合意はお飾りのようなものということが、この数字だけでわかるであろう。

 縦覧文書のコピーも、写真も禁止であることにびっくりした。何か突っ込まれることを恐れているのかもしれない。私には専門的知識はない。明日の説明会にはいこうと思っているが、どなたか専門的知識のある方がなさる質問を期待して、聞きに行こうと思っているのである。皆さんもお時間があったら出かけてみませんか?

 kawakami


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