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市政放談~その4・財政破綻 [市政全般]

 袖ケ浦駅海側開発、長浦駅舎、袖ケ浦駅舎、電線地中化等々、大型公共事業が続き、これに加わって、更に市庁舎、議会改修・建設・・と続く。

 平成19年度小泉市政当時、142億あった市税収入は、平成25年度決算で133億円に落ちている。税収増を目指す取り組みのないままに、このハコモノつくりは、市債の発行を4億9千万から、24億と増やし、財調は46億5000円あったものが、33億円に減小した。そして、93億7千万円の借金は106億円と急速に増加したのである。

 浦安市1,49 成田市 1,27 そして袖ケ浦市 1,07 と続いていた財政力指数も 1,05と、首の皮1枚で繋がっている程度までおちてしまった。

このままでは、58億円の赤字が出てくることになるという新聞記事が躍ったのである。

 そこで、あわてて取り組んだのが「持続可能な財政構造確立」という物々しい名称の、行政サービス総値上げの取り組みであった。26年度1年間で66項目にわたる値上げを行い金額6億9千32万2千円を生み出したが、それは大雑把でいうと、1世帯当たり27000円程度の、行政サービスのカットであり、別な視点から言えば増税に当たる。

 項目の中には、「高齢者祝い金」とか、「要介護の方々の理髪料金援助」とか、びっくりするような項目がある。予定より1億6760万2000円上回る効果を上げたということだ。

 言わせてもらえば、効果を挙げたのでなく、必要以上に搾り取ったということだ。

 電線地中化など、それもなぜか袖ケ浦駅前通りだけ・・なぜ?5地区平等のまちづくりではなかったのか?JR駅舎は、両方で60億近い金をかけ、JR自体が払った金はいくらであったか確かめてみられるがいい。その上JRの巧みな落とし穴に引っかかり、駅舎はきれいになったが「緑の窓口」は閉鎖され、JRは不便になってしまった。JR東日本千葉支社長は、過日の人事異動で栄転。

 火葬場建設問題については、木更津市にはしごを外され面目丸つぶれの現状・・

 出口市政最大の問題点は「入るを量りて出を為す」という財政の原則欠如による、財政破綻状況を、市民への福祉を含めた行政サービスの削減によって解決しようという姿勢である。そして、その削減の対象から除外されている聖域は、職員定員と報酬、議会費というのも不思議なことだ。市民に負担をかぶせるのであれば、自らも身を刻む姿勢があってしかるべきではないのか?  kawakami

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