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市政放談~その5・ラスパイレス指数~ [市政全般]

 「ラスパイレス指数」という言葉がある。この言葉もよく聞く言葉だが、あらためて何を意味する言葉かと聞かれると、なかなか正確には答えられないものだ。例によってウイッキペディアから、その正確な意味を紹介したいと思う。

 「地方公務員の給与額を、同等の職種、経歴に相当する国家公務員の給与額を100として比較した場合に算出されるもので、単純に地方公務員の給与総額が国家公務員の給与総額の何割かを表す。」

 「国家公務員と地方公務員の比較では、上記のとおり国家公務員が幹部や高給のスタッフ職の給与を除外しているのに対し、地方公務員が幹部の給与を含めているため、あたかも地方公務員の給与実態が国家公務員に比べて高いとの誤解を生む原因となっている。」

 ウイッキペディアの良いところは、後半のような説明が付加されていることだ。

 さて、それでは、わが袖ケ浦市の職員給与は、このラスパイレス指数では全国でどの程度の位置にあるのかを確かめたい。ここに「市区町村(指定都市及び中核都市を除く)全1679団体のラスパイレス指数の上位50団体一覧表」がある。なんとこの中の上位10団体の中にわが袖ヶ浦市は、しっかりと位置づいている。松戸市、市川市、そして袖ケ浦市が同位で7位を占めているのだ。ちなみに上位10団体の内5団体を千葉県内の都市が占めているのには驚いた。

 私はこのことを悪いこととは思わない。地方公務員は一般的に、民間の景気が良い時には低く抑えられ、景気が悪くなれば高給・・ひどい時には税金泥棒とまで言われる傾向があるからだ。可能であれば、厚遇しその分精一杯働いていただく。だから、横並びで考えるのではなく7位が5位でも3位でもいいと思っているくらいだ。

 問題は「持続的財政構造」改革に取り組んでいる財政状況である。その中でこの状況でいいのかという疑問は湧く。その時に、私は先に紹介した定員数変化なしの状況に目が行くのだ。その中で、行政事務の中で冊子作りが目的のような仕事はカットすればいい。ペーパーレスの運動を庁内に徹底することで、2割業務は減ると見ている。少なくとも3年間新採用を停止しても、無駄な業務を減らすことで定員減は実現する。スパイレス指数上位を保っていても、この実現で市民の不満は起きてこないであろうと思う。

 念のために書いておこう。国家公務員給与額を100として、袖ケ浦市職員給与水準は103,4である。皆さんのお考えはいかがかな?  

 kawakami

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