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袖ケ浦市議会傍聴記・一般質問~その4~ [議会ウオッチング]

  佐藤議員が今期二度目の登壇をした。今期最初の登壇では、冒頭に、登壇を控えていた理由を長々と述べ議場を白けさせた。今回はさすがにそのようなことはなかったが、期待していた質問内容の鋭さは感じられず「Q&A」そのもので、1期目のさわやかな迫力を思い出すと、寂しい感じを受けたものである。

 何が迫力に欠けたのか?冒頭「質問は多岐にわたるので、答弁も簡潔、明快に願いたい」とのことであった。確かに多岐であった。質問内容は「安心安全の街づくり」、「袖ケ浦市のPR方法について」、「袖ケ浦市の未来づくり」の大綱3点について、小項目が15項目もあった。「ゾーン30」から始まって「近隣市との連携」に至るまで、同じパターンの質問と回答の繰り返しで、肝心のテーマに対する政策的深まりが見えないのである。 聞いていて、吸い込まれるのではなく、聞き飽きるという感じ・・・この中に6年前の質問との関連質問2項目、答弁の中で3年前の質問との関連答弁1項目があった。 しかし、今期に関するものはなかった。

 過日、このブログに、火葬増問題で「志清会・新風会」の方々が、林地区を訪問し懇談した集いの報告を、フェイスブック上に書かれた文章を紹介した。文体から言って、佐藤議員が書かれたものと推察した(間違っていたらごめんなさい)。林区の方々とじかに懇談したことは、素晴らしいことだから紹介したのだが、残念なことに「火葬場建設について林区の方々が反対したことはない。むしろ積極的に誘致活動までされていた」ことを初めて聞いた。」という一文があった。佐藤議員は当選されて2期目7年が過ぎようとしている。この間、火葬場問題は市政の重要課題であった。しかし、林区の方々の意志がいずこにあったのかを今になって知ったというのは、あまりにも遅すぎるというか、調査学習のなさを自ら物語っているものだ。残念である。
 幸い、小国議員が、このことを取り上げて質問され「志清会・新風会」の面目は保たれた・・というものである。

 全国視察も、海外視察までも行かれている佐藤議員である。その前に、肝心な足元、袖ケ浦市の政策課題を深く市民から学ぶような仕事を大事にしていただきたいと願う。残りの登壇数はまだ5回ある。再起健闘を祈る。

kawakami
 


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