SSブログ

袖ケ浦市農業委員会「再発防止検討委員会報告」~その2~ [農業]

 報告書の中の、今回の不祥事を受けて、農業委員会が課題と考えている事項4点中、後半2点についての報告である。

③ 推薦機関責任の課題
 「委員推薦機関は、推薦した委員がおかした社会的責任や、道義的責任についても相当の責任を負うべきである」とある。今回の不祥事で、このことをきちんと実施したのはJA君津であった。即刻解任と推薦機関としての謝罪を行っている。
 一番無責任さを露呈したのは議会である。辞任にあたっては、農業委員会の承認を取り付けなければならないのに、本人が「一身上の都合」という理由で、委員会の了承も得ず、辞任を推薦機関が承認するといった不思議な形で終息させた。推薦機関である市議会からは一切謝罪もない。
 また、任命権者市長からの謝罪はあったのか・・不明である。ないとすれば農業委員会軽視も甚だしいと言わなければならない。(この件については、更に別項で記述したい)

④ 残土条例の必要性について
  最後の4点目には、「(前略)地域の営農環境の保全及び向上に資する施策の構築や、農地保全に関する残土の扱いに関する条例等を積極的に整備し、農地の保全と就農者の意欲向上に向ける施策を推進すべきである」
という課題を挙げている。
 巷では「この不祥事が、残土条例上程以前に発覚していたら、条例は通ったかもしれない」と言う話がささやかれている。残土条例否決後も、膨大な「改良土」「購入土」が、原型復帰が不可能なほど搬入されたり、(ほとんどは木更津地区であるが)森林開発が無許可で行われる等の、事件が起きている。
 何よりも、判決を受けた被告業者が、何事のなかったように事業を継続していることは、不思議なことと言わねばならない。条例策定についてこの指摘を議員諸侯は、どのように受け止めるか注視したい。
   (続く)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0