水道企業団との意見交換会 =その9= [水道事業]
水道企業団との意見交換会 =その9= 2024/03/12 関 巖
2月26日の企業団との話し合いを報告します。
質問・要望はこちらから1月31日に出したもの、回答は2月21日に企業団からの回答です。
2月26日の企業団との話し合い事項でQは市民から、Aは企業団からの発言です。
質問⑥. 適正な維持管理による施設の機能保持
2)老朽管更新の際の方針等について伺います。
・老朽管更新にあたって、配管の材質はどのような基準、考え方で採用されていますか。
・老朽管更新の際、各家庭への引き込み配管も適切な地震対策がとられていますか。
・本管から屋内蛇口までの配管経路図(止水栓や量水器の位置を含む)、配管の材質、 管理責任の境界がどのようになっているかを教えてください。
<質問の趣旨>
水道管には従来、ダクタイル鋳鉄管が使われてきましたが、近年ポリエチレン管も多く採用されています。ポリエチレン管は耐震性能が非常に高く、軽くて作業性も良いことから価格的にも有利と思われます。但し、最近は、ポリエチレン管の単価が上昇しているということも聞きます。
かずさ水道企業団では、ポリエチレン管をどう評価されているのか、配管材質選定に関してどのような基準、考え方なのかを教えて頂きたい。
各家庭への引き込み配管については、量水器周りにいまだに塩ビ管が使用されているの ではないかと思われます。この部分を含めて地震対策をとることで地震時の漏洩件数が 減少し、信頼性がさらに向上すると考えます。
(回答)
配水管の材質については、経済性の観点から口径により異なるものを採用しており、
φ150mmまではポリエチレン管を、それ以上はダクタイル鋳鉄管を採用しています。
どちらも耐震性が確保できるものです。
物価の優劣が変わるようであれば柔軟に対応していきます。
配水管の更新にあたっては、個人の財産である給水管も第1止水栓まで更新の対象にしていますが、使用者の許諾が取れない、所有者の所在が不明であるといった場合には個人財産のため、更新することができません。ご懸念のとおり給水管で漏水が多いことから更新することは地震対策を含めて重要との認識はありますが、すべてを更新できないのが現状です。
管理責任の境界については配水管から分岐したところから使用者(所有者)の管理責任となっています。ただし配水管からメーターまでの給水管が漏水した場合は、本来使用者で修繕すべきものと考えますが、漏水を放置されてしまうとその損失は企業団が負ってしまいますので、企業団においてやむをえず修繕しています。)
Q(回答を受け話し合いの前に企業団に伝えておいた再質問)
5ページの2)老朽配管の記事の部分
管理責任の範囲は配水管から分岐したところから使用者の管理責任という内容は説明が
不十分です。 配水管から分岐した部分を使用者が自分のものということで切断したら大変なことになる。配水管といういわゆる本管から家庭に引き出す配管には止水弁があり、その先にメータがあります。そのメータ直前にもコック弁があってメータ交換ができるようになっています。
つまり止水弁が境になっているはず、ちゃんと図解しないと今後も誤解が起きるので図に書くべきです。
東京ガスの例でもガスメータ下のコック弁が境になっていますし、企業向けの大容量の配管ではメータや減圧弁前の遮断弁が境になっています。
(つづく)
2月26日の企業団との話し合いを報告します。
質問・要望はこちらから1月31日に出したもの、回答は2月21日に企業団からの回答です。
2月26日の企業団との話し合い事項でQは市民から、Aは企業団からの発言です。
質問⑥. 適正な維持管理による施設の機能保持
2)老朽管更新の際の方針等について伺います。
・老朽管更新にあたって、配管の材質はどのような基準、考え方で採用されていますか。
・老朽管更新の際、各家庭への引き込み配管も適切な地震対策がとられていますか。
・本管から屋内蛇口までの配管経路図(止水栓や量水器の位置を含む)、配管の材質、 管理責任の境界がどのようになっているかを教えてください。
<質問の趣旨>
水道管には従来、ダクタイル鋳鉄管が使われてきましたが、近年ポリエチレン管も多く採用されています。ポリエチレン管は耐震性能が非常に高く、軽くて作業性も良いことから価格的にも有利と思われます。但し、最近は、ポリエチレン管の単価が上昇しているということも聞きます。
かずさ水道企業団では、ポリエチレン管をどう評価されているのか、配管材質選定に関してどのような基準、考え方なのかを教えて頂きたい。
各家庭への引き込み配管については、量水器周りにいまだに塩ビ管が使用されているの ではないかと思われます。この部分を含めて地震対策をとることで地震時の漏洩件数が 減少し、信頼性がさらに向上すると考えます。
(回答)
配水管の材質については、経済性の観点から口径により異なるものを採用しており、
φ150mmまではポリエチレン管を、それ以上はダクタイル鋳鉄管を採用しています。
どちらも耐震性が確保できるものです。
物価の優劣が変わるようであれば柔軟に対応していきます。
配水管の更新にあたっては、個人の財産である給水管も第1止水栓まで更新の対象にしていますが、使用者の許諾が取れない、所有者の所在が不明であるといった場合には個人財産のため、更新することができません。ご懸念のとおり給水管で漏水が多いことから更新することは地震対策を含めて重要との認識はありますが、すべてを更新できないのが現状です。
管理責任の境界については配水管から分岐したところから使用者(所有者)の管理責任となっています。ただし配水管からメーターまでの給水管が漏水した場合は、本来使用者で修繕すべきものと考えますが、漏水を放置されてしまうとその損失は企業団が負ってしまいますので、企業団においてやむをえず修繕しています。)
Q(回答を受け話し合いの前に企業団に伝えておいた再質問)
5ページの2)老朽配管の記事の部分
管理責任の範囲は配水管から分岐したところから使用者の管理責任という内容は説明が
不十分です。 配水管から分岐した部分を使用者が自分のものということで切断したら大変なことになる。配水管といういわゆる本管から家庭に引き出す配管には止水弁があり、その先にメータがあります。そのメータ直前にもコック弁があってメータ交換ができるようになっています。
つまり止水弁が境になっているはず、ちゃんと図解しないと今後も誤解が起きるので図に書くべきです。
東京ガスの例でもガスメータ下のコック弁が境になっていますし、企業向けの大容量の配管ではメータや減圧弁前の遮断弁が境になっています。
(つづく)
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