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袖ケ浦市議会傍聴記 3 [議会ウオッチング]

 「袖ケ浦市交流センターの設置及び管理に関する条例(案)について」取り上げたのは篠崎典之議員である。私たちは9月議会に「公民館の市長部局への移行と公民館の名称変更に係る議案が提出され
た場合、廃案あるいは継続審議を求める陳情」を提出した。この陳情は「議案が提出されていないことから、陳情として扱うことは適切ではない」…と意見書として扱われた。
  しかし、反応が意外に大きいことから、慌ててパブリックコメントを設定するなど、対応に戸惑っている。

  篠崎議員は、その非民主的手続きの問題から追及の矛先を向けた。
教育委員会は、既に決まったことのように扱われている、公民館の教育委員会所轄から、市長部局管轄への移行の問題について、どのような論議があったのか・・
という質問に始まって、「社会教育審議会は、教育委員会に参加して、社会教育についての助言を行う」と、きちんと法律にある。委員の助言を受けたのか・・・これは厳しい指摘であった。

 私達も、委員の皆さんがどのような発言をされているかを調べ、上記陳情に具体的に書いている。
① 次年度の定例会の会議内容について例年通りの内容のほか公民館施設の移管に係る内容が中心になっている感じを受ける。社会教育について本市あるいは全国的課題は高齢者の社会教育の参加が一番の問題になっているのだからその問題を取り上げてほしい。

② 確認するがコミュニティーセンターとすることは決定しているのか。それとも意見を聞いてから検討するのか。一番懸念するのは法律で教育の独立性が謳われている。なぜそうなったか。昔、政治家が教育を悪用して戦争に駆り立てた事実がある。本来の公民館の役割をきちっとしながら街づくりに活かしていくことが大事だと思う。

③ 資料2ページにある公民館の目的についてですが、公民館は社会教育施設であって街づくりではないですよね。ここの所をはっきりさせなければいけない。

④ 上記以外にも重要な項目が多々ある。コミュニティセンターの使用基準の問題・人事の問題・職務内容の問題・指定管理者制度導入の問題・街づくり推進協議会業務と公民館業務との関連の問題等々問題は山積である。

 委員の方々は、さすがその道のプロである、この質問にまともに回答できる回答はない。そしてこのような提言を、事前に聞いた事実もなかった。政策決定の民主的手続き放棄である

 篠崎議員は、公民館を交流センターとしたとき、その施設責任者は誰か。また公民館的機能をそのまま残すというのであれば、公民館事業の責任者は誰なのか・・・と迫った。施設は市長、公民館事業の責任者は教育委員会というだけで具体的にはどうなるのか不明であった。

  岡山市では市民の反対で。廃案になったという。
袖ケ浦市の「市民三大学講座」のような素晴らしい取り組みはこのまま続けることはできるのであろうか。今こそ市民の声を大きく上げよう。パブコメに一行でもいい「反対」と書いて出すことだ。

 今日の傍聴記は、あまりにも腹立たしく、ちょっときつく書きすぎてしまったようである。
篠崎議員の舌鋒に拍手!

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