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広報4月15日号 [市政全般]

 広報4月15日号が届いた。令和3年度施政方針特集である。「市政運営の基本的な考え方と主要施策7点」「予算内容のグラフ」「教育基本方針と教育目標」と続いている。一見非の打ち所のないような文章が続く。ふっと先日の議会における反対討論や、過去の一般質問の中で疑問になって残っている事項が次々と浮かんでくる。広報文書の裏側に潜んでいる具体的問題点のいくつかを、あぶりだしておこうと思う。

1,ごみの減量化・再資源化の取り組みや、ゴミ収集制度全体の総合的な見直しの中で、ゴミ処理手数料などの見直しなど実施。(防災・防犯・環境)・・・これが具体的にはどういうことになるのか。

★ 現在40リットルの燃やせるごみ用の袋1枚16円を45リットルにした上で1枚45円にすることが予定されている。5月の全員協議会で議会に報告した上でゴミ袋の値上げ条例案を予定しているようですが、ゴミ袋代を値上げすれば、ごみが減量になるという考えは、あまりに短絡的で稚拙な考えです。(反対討論跋渉)
 それにしても、40リットル10枚160円を45リットル10枚450円に値上げとは・・45リットルのごみ袋いっぱいに入れて重さをはかってみたのかな?それにしても値上げ幅の大きい事。行政も随分大胆なことを臆面もなくするようになったものだ。(最初は文句が出てもそのうち慣れてくるさ…との声が聞こえてくる)
 広域焼却炉方式ではごみが減量したら困ることが起きている。増やすほど儲かる仕組みなのだから・・

2,既存公共交通の利用促進や、地域住民・NPOが主体となる地域の支えあい活動を支援(都市形成・都市基盤)

★ 「既存公共交通の促進」はここ10年来お題目のように挙げてきて、様々な試行もし、効果が上がらないことがわかって、デマンドタクシーの試行実現直前まで進んできたものを、10数年前まで逆戻り。地域の責任に転嫁の文言がこの文章。

3、産業項目の農業政策に目新しいものはない。最大の問題は耕作放棄地に対する政策のはず。

4、当初予算・・増減額項目を見る。国民健康保険 -1億5100万円  介護保険 -7300万円
  
★ 法定外繰り入れの2500 万円については、前年度より、マイナス7500万円の減 額とされています。
 (反対討論跋渉)国民健康保険の一般会計からの繰入金を膨大に減らしたのであって、必要費が減っ  たのではない。この神経怖ろしいことであると思う。

 そもそも、75歳以上の高齢者に負担を強いる 制度の存在そのものが問題ですが、政府は、これまで の医療窓口1割負担であった方々を2割負担、これまで の2倍の負担に引き上げる計画を進めています。 市として、このような負担を軽減する策を講じるべきです。(反対討論)

5,教育基本方針で一言だけ触れておきたい。
「教育の機会均等の確保」とあるが、ここ10年間の「不登校児童・生徒」の増加をきちんと押さえ、対策をとっているようには全く見えない。年々増加の実態が、議会質問のたびに明らかになっている。どう考えているのであろう。「貧困と教育」の問題はお題目ではない。全国的課題になっているというのに、触れようともしないで「お題目項目」を挙げるだけの方針は、恥ずかしいことだ。

                     以上広報を読んでの感想である。 kawakami







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