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 東京新聞 [その他]

昨夜、暗くなってから家のピンポーンが鳴った。今頃どなたかな?と思い開けてみると、ニコニコ顔の青年が立っていた。なんと〇〇新聞の勧誘であった。
この時刻に、それもコロナで落ち着かない中での勧誘訪問とは・・・、迷惑と思う前に、訪問する方も大変であろうな…と、つい同情してしまう。
「悪いけどお宅の新聞は△△さんがいるうちは、取る気になれないんだよな・・・」
というと「そういう方によく会うんです。」とあっさり言ってニコッと笑った。

 我が家は東京新聞を取っている。理由は二つある。
1、記事の中で2点心を惹かれる記事が飽くことなく続いていること。その記事とは
 「福島の10年」という記事と、「こちら原発取材班」(1ページ全面)の記事がしぶとくと言っていいほど、連載記事として掲載されていることだ。「福島原発事故を風化させない」という東京新聞のジャーナリズムとしての毅然とした編集方針が、きらきらと輝いて見えるからだ。
2、私の友人に「北海道新聞」の記者がいる。彼は今、論説委員として、「北海道新聞」の意志を表明する役目を担っている。この二つの新聞に共通するのは、地方新聞としての在り方が鮮明であることだ。今は、中央新聞より、地方新聞の中に優れた新聞がある・・と私は思っている。むのたけじさんの「たいまつ」を上げるまでもなく、「琉球新報」「沖縄タイムス」をはじめ、優れた新聞の評価基準は、今の政治風土を見れば「権力からの独立」にあることは明らかであろう。

 新聞の発行部数は、現在下降の一途をたどっている。この袖ケ浦市でも、10年前に比べると約10000部の減少であることが、新聞チラシを頼むとき、折込の数がぐんぐんと減ってきていることですぐわかる。聞けば、特に若者の読者が少なくなってきているという。
映像文化の影響がもろにこういう面で表れてきているのであろう・・・。

 勧誘訪問の若者には気の毒であった。こう書いてくると〇〇新聞とは、△△という人物は、どこの新聞で誰のことか・・・すぐわかった方が多いことを祈る。そしてわかった方に拍手を贈る。
                        kawakami
 
 

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