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篠崎典之議員登場 [議会ウオッチング]

 袖ケ浦市3月議会が終了した。3月は予算議会である。コロナウイルスの中、議員の皆さんは、マスクをかけて頑張られたのであろうと推察する。お疲れさまでした。
 さて議案については質疑の後、採決になるのだが、総括的反対討論が行われると、対応するために賛成討論も行われる。今回は一般会計予算の賛成討論は、鈴木議員、国保と後期高齢者予算議案については緒方議員が行った。反対討論議員は両議案について篠崎典之議員であった。
 議案の問題点を見るには、反対討論を見れば問題点がよくわかる。
数字の並ぶ予算案など、ほとんどの市民は目に触れることがないであろうと思う。今日明日と、篠崎典之議員にお願いし、了承を得たので、反対討論内容を紹介する。
一つ一つじっくり読んでみよう。驚くようなことが浮かんできます。   kawakami

◎ 一般討論内容
2020 年3月24日(火)

◆ 議案第16号 令和2年度袖ケ浦市一般会計予算 篠﨑反対討論

22 番 私は、「議案第16号 令和2年度袖ケ浦市一般会計予算」に反対の討論を行います。
この予算案は、歳入歳出それぞれ 259億1千万円で、対前年度比13億7 千万円、5.6%の増です。 袖ケ浦駅海側地区等の人口、新築家屋等の増加等で個人市民税、固定資産税は、増加傾向であるものの、消費増税と同時に引き下げとなった法人市民税は、2億5,431万円の減額を見込んでいます。
以下、各款について述べます。

▼ 2款 総務費、人事管理費 5,083万9千円の中では、 システム更新の庶務関係費で市役所職員の出退勤、休暇、時間外等を把握管理するとのことです。
「働き方改革」が言われていますが、今の袖ケ浦市役所の残業時間は、原則午後8時までとされていますが、実際は昨年の台風災害以前から深夜までの残業が恒常的に行われ、守衛室前の出退庁簿の記載もせずに帰宅する職員が数多く見られました。
深夜0時、1時まで残業を強いられるような事態が続くことは、許されません。システムの導入によっても、PC 上はログアウトしてから残業を継続することも可能で、長時間労働に大きな効果があるとは思えません。各種業務をソフトアプリケーションの連携で効率化させる R P A(ロボティック・プロセス・オートメーション)や A I (アーティフィシル・インテリジェンス、人工知能)の導入を推進する業務改善事業も予算化されていますが、 市をあげて恒常化している深夜までの長時間残業を根絶し、 過労死や過労自殺を防止するためにも業務量に見合った正規職員の大幅採用増と育成を迅速かつ抜本的に進めるべきです。

▼ 企画費、地域公共交通づくり事業、 5,384 万5千円では、住民の交通利便性確保と交通弱者の移動手段整備のための地域住民や NPO 等の取り組みを支援する事業とのことです。 既存交通システムの維持継続は重要ですが、どこに住む市民にも買い物や医療機関に向かうための基本的人権を保障するしくみの確立が極めて急がれます。
 自動運転システムの導入は、将来的には視野に入れる必要がありますが、今すでに高齢期を迎えている市民のみなさんの交通移動手段確立は待ったなしです。
デマンド交通の一刻も早い実施を重ねて強く求めます。

▼ 戸籍・住民基本台帳事務費、9,994 万7千円は、 普及の進まないマイナンバーカードに 1人5千円相当のマイナポイントを付与することで普及を推進しようなどとするものです。
以前、政府が実施していた住民基本カードの普及も進まないまま、取りやめとなりました。
このようなカードを発行して番号で国民の個人情報を紐付けて管理すること自体が、情報セキュリティ上のリスクが極めて高く、国内外問わず大量な情報漏洩事故 の報道が相次いでいます。
100 害あって1利なしのマイナンバーカードは、止めるべきです。
                        (続く)

                 

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