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「水と安全はタダ」ではなくなった 5 [水の問題]

 絶望的と思われるほど、いつの間にか外堀は着々と埋められていました。この話が出てきたとき、だれか気の付く方はいなかったのでしょうか。袖ケ浦市役所は、区画整理の業務の中で、「スラグ埋め立て」というとんでもない時に、だれ一人として、スラグの問題点について発言する職員はいなかったといいます。それ以前に、群馬県で次々とスラグ問題か起きていたというのに・・・

 「みなす課税」の時の庁議議事録を見ても、間違っていることを知っていて、「住民はどうせ気づくことはないであろうからこのまま推し進めよう」と言った趣旨の発言があり、幹部の意向に反対する職員はいなかった。

 今回も、これほど立派な水道局を作ってきた職員の皆さんの中で、当然「4市が一つになると袖ケ浦市にとって決して良いことではない」というくらいの意見はなかったのか?
出前講座の時このことを聞いてみると、どうもどなたもいらっしゃらなかったようだ。(あるいはこういう場所で発言できなかったのかもしれない)
 市役所の政策策定における、手続きは、安倍政権と同じなのか。忖度が先に立って反対意見は口に出せないような状況にあるというのか。

 幾度かの節でとどまる機会はあったはずである。PFIに基づくコンセッション方式・・その最初の段階「水道広域連携」の段階でちょっと国内の事例を見るだけで、貧しいものが広域連携しても効果がないということはすぐわかったはずである。

 北海道の由仁町は、水道料は日本中で2番目に高い。世帯平均使用量20㎥あたり、6320円であった。日本で一番安い自治体は和歌山県白浜町の1155円である。そこで町内の浄水場の更新をあきらめ道や周辺市で構成する広域水道企業団の浄水場から受水するようにしたところ、なんと資材高騰などにより、町は料金収入の3倍の予算を町財政から支出しなければならなくなり「事業の厳しい自治体同士が集まっても苦しいのは変わらない」という結論になった。(毎日新聞・2018年11月30日)

 少なくても、このまま進むとヴェオリア・ジェネッツ(株)社に飲み込まれることは目に見えている。それでよいのか?? 
「市民の皆さん、議員の皆さんボーっと生きているんじゃねぇよ!」とNHKチコちゃんの声が聞こえてくるようです。

▼ 出前講座でわからなかった点について再度お聞きし、数日後、具体的水道料について数字でお知らせします。  (この稿終わり)  kawakami  

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