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東京ガス株式会社社長 広瀬道明様 1 [石炭火力発電所]

東京ガス株式会社(東京瓦斯株式会社)
代表取締役社長  広瀬 道明  様                                          

 私たち夫婦は、袖ケ浦市に移住してきて15年目を迎えています。北海道が長かったので日常生活ではプロパンがほとんどでした。この地に来て都市ガスに触れ、何か新鮮な感じがしたことを覚えています。その上、東京ガスの職員の皆さんは、大企業だからと言って、特に上から目線の対応はなく、家庭へのガス器具調査でも、誠実に仕事をしていかれます。信頼できる企業であると思っていました。

 私は、電力自由化がまだ具体化しない時点で、東京ガス袖ケ浦支社に電話を入れ、東電から東京ガスへの変更申し入れをしました。電話に出られた職員の方(山本さんというお名前でした)は、
「目下準備中で、近々に具体化の予定です。しばらくお待ち願います。でもせっかくお電話をくださったのですから、具体化したら真っ先に作業させていただきます。お名前等必要事項うかがっておいてもよろしいですか?」 
と言ってくださって、それからひと月もたったころでしょうか、連絡が来て、ガスと電気とのセット契約をすることができました。素敵な職員がいらっしゃると改めて感じ入りました。

 ところが、突然の石炭火力発電所建設計画が持ち上がり、その企業体に東京ガス社が名前を連ねているのです。私は何か裏切られた気がしました。改めて東京ガスのホームページを開いてみました。そこには次のような文言が並んでいます。

★ 企業行動理念
東京ガスグループは、天然ガスを中心とした「エネルギーフロンティア企業グループ」として、「快適な暮らしづくり」と「環境に優しい都市づくり」に貢献し、お客さま、株主の皆さま、社会から常に信頼を得て発展し続けていく。

★ 私たちの行動基準
私たちは、地球環境を守るために行動します。
環境経営トップランナーとして、地球環境問題の改善に貢献する。

★ 環境方針
東京ガスグループは、かけがえのない自然を大切に資源・エネルギーの環境に調和した利用により地域と地球の環境保全を積極的に推進し社会の持続的発展に貢献する。

 確か以前のホームページには、「自然再生エネルギー開発に力点を置く」といった趣旨の文言もあったと記憶しています。それが、年間580万トンもの石炭の煤煙をまき散らす石炭火力発電所建設のお仲間になるとは・・・建設予定地の後ろに立っている東電の火力発電所の熱源がLNG・・なんと皮肉なめぐりあわせでしょう・・・企業イメージを大事に積み重ねてこられた貴社の努力が、ここで一気に音たてて崩れていくような感じがしてなりません。

 本当に石炭火力に未来はあるのでしょうか?一度建設に踏み切ったら、以降40年間、大気を、海を、緑を汚染し、そしてその地に住む住民の健康被害に手を貸し続け、地球温暖化に拍車をかける悪徳企業体として位置づくことになるのです。

 まだ間に合います。パリ協定、山本環境大臣の厳しい提言にも留意され、是非誇りある企業体として存続する道を選択されることを願い、今日から10日まで、連続して私の想いをお伝えいたしたくお手紙を差し上げたいと思います。

 ご多忙な中、恐縮ですが、目を通していただければ幸いです。

                         住所・電話・メールアドレス
                           かわかみ ひろし
               
                                

                   










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