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「JAきみつ」第25回総会  投稿 [農業]

 ヤフーの検索で「JA」という項目を引くと、真っ先に「JAバンク」が登場する。
いったい「JA」とは何が本業なのかを改めて確かめてみると、次のような解説が出てきた。
「JAとは、相互扶助の精神のもとに農家の営農と生活を守り高め、よりよい社会を築くことを目的に組織された協同組合です。」
 そこで年配の方々は「ああ、景気の良かったころの農協さんのことか・・・」と気づくことになる

 3月30日29年度の「JAきみつ」の第25回総会が開催された。なぜ「JA袖ケ浦」ではなく「JAきみつ」なのか・・これは、8年前の2009年、全国的に農協の広域合併が進められたことと併せ、当時袖ケ浦農協は(高瀬組合長)不良資産の比率が高い状況にあり、この呼びかけに応じ難局打開を図ったという経緯があった。木更津だけが財政問題もあり、独自路線を歩むことになり、袖ケ浦、君津、富津3市の農協合併という組織なのである。

 さてこの総会記録を読む中で、浮かんだ懸念材料があるので、そのことを、このブログ紙上をお借りして、表明しておきたいと思う。それは経営の中核となる役員人事のことだ。

「JAきみつ」の構成組合員数は、袖ケ浦2270人(19%)、君津6244人(52%)、富津3438人(29%)である。各地からの理事数枠は、袖ケ浦4人、君津12人、富津3人
婦人部3人、理事会推薦1人の合計26人(任期3年)である。この26人の中から、組合長、常務3人、代表監事・・以上5名が役員である。この5名全員が君津農協から選出されたという今回の総会結果であった。

 今まで、袖ケ浦から多田常務理事が選出されていた。それが任期終了ということでの退任になり、その枠が君津出身者で占められたという結果である。このことをどう考えたらよいのか。

① 袖ケ浦選出理事5名(婦人1名含む)中、役員勤務適応者が不在であるのか、あるいはそのことを考えての選出配慮はなかったのか。
② 山口市議がいらっしゃる。農協組織票を基盤に高位当選されている。農協運営にかかわっての、援助活動はどのようにされていらっしゃるのであろう・・という疑問がわく。
⓷ 2015年10月に、農業委員会からの建議書が提出されている。その中に「ゆりの里」の運営について、地元農家からの不満が書かれてある。以下その文言である。

「袖ケ浦産の取扱いが7割程度と説明を受けましたが、市外産や他県産の品物もかなり多く袖ケ浦産との競合が目立つことから、指定管理仕様書にある施設の設置理念が、適正に履行されていない状況となっております。そこで、袖ケ浦市の直売所としての設置理念に基づいた運営の見直しをしていただきたい。」

 「ゆりの里」の業務委託先は「JAきみつ」である。この建議書にある文言はどのように生かされているのか・・聞けば6996万円の予算を付けて、今年度「ゆりの里」の売り場拡張工事が行われるという。このままでは、建議書の意向が適切に反映されるのであろうか・・

 以上、総会資料「みずき」を読ませていただいて、袖ケ浦市農協組合員、並びに袖ケ浦市にとってこのままでよいのであろうかという懸念を表明した次第である。

                              袖ケ浦市一農民

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