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地球温暖化全国シンポジューム報告 4 [石炭火力発電所]

 この報告最終版です。

COP22で決まったことのまとめ

別のファイル気候ネットワーク作成資料から要約をまとめました。

1. COP21合意から1年足らずで発効しました。気候変動への危機感の高まりが背景です、そこでマラケシュで第一回パリ協定締結国会合(CMA1)でルールブック作りが開かれることになりましたが批准国のみで進めることに問題があるということですべての国が参加してCOPの作業部会APAで進めることになった。

2. APA1-2:パリ協定のルールブック交渉の工程表づくり
 パリ協定の実施のためのルールブックづくりの協議は“パリ協定実施のための特別作業部会(APA1-2)”のもとで協議された。2018年ルールブック完全合意に向けて2017年にすべき作業工程について合意しました。その内容は

排出削減(議題3)
 全加盟国は自国の削減計画を5年ごとに策定し国連に提出する。(内容は削減内容の特徴、提出すべき情報、削減努力の計算ルール指針、協議の進め方)
① 2017年4月1日までに論点について意見を提出
② 同年5月6日に論点について議論する

適応の報告(議題4)
 義務ではないがすべての加盟国は計画や行動について2017年2月15日までに報告するよう求め5月6日にワークショップを開催する。
透明性の枠組み(議題5)
 透明性の枠組みの様式、手順、手続きの構成要素、既存のルール以外に新たな枠組みをどのように構築するのか、また後進国への配慮などなどについて議論し2017年5月会合で報告する。

グローバル・ストックテイク(議題6)
(グローバル・ストックテイクとは気温上昇1.5℃―2℃以内に収め今世紀末には森林吸収を含めて実質ゼロとし5年ごとに見直すこと)
 
気温上昇を産業革命起点から1.5℃最大2.0℃に収めるべく世界の気候変動対策を5年ごとに検証するというCOP21合意を受けて第一回目を23年に開催することに関して意見を2017年4月30日までに提出する。その意見の論点は

① 対策進捗をどう評価するのか、科学的知見に照らし排出削減や途上国支援をどう進めるか?
② 進捗をチェックする際、オープンで実効的にする手順
③ 他のどの機関と連携すべきか、④どのような情報が必要か
⑤ 最適な工程と段階を経るのか流れはどのようにすべきか・・です

実施と遵守の促進(議題7)
対策の実施を確実にするにはどうするのか?COP21は京都議定書のように合意に強制力がないので促進を促す意見を提出することとなった。

パリ協定の発効準備やその他の議題(議題8)
~省略します。~

 さて、この決定に対し、日本はどう対応しようとするのでしょうか?・・この稿を終了します。

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