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盤州干潟(ばんずひがた)をご存知ですか [小櫃川の水を守る会]

 盤州干潟(ばんずひがた)という名前をご存知ですか?小櫃川の河口から東京湾に広がる、最大で1400haに及ぶ広大な干潟です。日本の重要湿地500指定地に含まれる東京湾最大の干潟のひとつです。

 この干潟をラムサール条約に登録させるべく、自然保護の諸団体が、熱心に運動を進めていることも、この機会に知ってほしいと思います。

 ラムサール条約とは湿地の保存に関する国際条約です。水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る目的で、1971年2月2日に制定され、1975年12月21日に発効しました。1980年以降、定期的に締約国会議が開催されているのです。

 日本では51か所が登録されていますが、そのうち千葉県ではただ一つ谷津干潟(1993年6月10日登録・習志野市)が登録されているだけです。

 盤州干潟と同じように、三番瀬もその候補に上がっています。現存する三番瀬は、浦安市の埋め立て地の東沖に位置します、江戸川(江戸川放水路)の河口付近の干潟および浅海域を指し、船橋市、市川市、浦安市、習志野市の沿岸に接しています。東端には船橋航路や千葉港があり、西端には猫実川河口や新浦安駅付近の埋立地が広がっています。埋立が進む以前は、より西側の旧江戸川河口付近まで干潟や浅海域が広がっていたとのことです。

 7月19日、全国自然保護連合加盟の3団体(三番瀬を守る会、千葉の干潟を守る会、千葉県自然保護連合)と小櫃川河口・盤洲干潟を守る連絡会、日本湿地ネットワーク(JAWAN)」など計8団体で環境省に上記二つの干潟のラムサール条約登録に力を入れるよう要望書を提出しました。

 ラムサール条約登録で、一番の問題は「地元自治体の賛同」がカギになっていることです。
この点について同省は、「地元自治体などの賛意が得られなければラムサール条約 湿地には登録できない」と答えました。紋切り型の回答です。これでは、重要湿地は あいかわらず消失・悪化が進むことになり ます。ラムサール条約締約国としての責務を果たせません。

 すぐ近くにこのような貴重な湿地帯があることを、私たちはもっと多くの地元の人たちにわかってほしいと願っています・・・自然保護運動を進める団体からのメールにあった言葉を伝えます。

ラムサール条約登録を求めて.PNG





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