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火葬場問題・長谷川議員 [火葬場問題]

 今議会一般質問では、市の掲げる政策について、次々と疑問符がうたれ、答弁内容自体が間違いを追認するような内容になっている。一つだけの例外は、浜宿団地裏山の残土埋め立て計画に関連して、残土条例案の再提出が明らかになったことぐらいであった。

 長谷川議員久々の登場である。なぜ登壇していなかったのかという理由に対する意見もあるが、このことはさておいて、3項目の質問中、ここでは火葬場問題について、議会無視、市民の声を聴かないことを中心に市の対応を厳しく批判した。そのことを報告したいと思う。

火葬場問題について、長谷川議員は経過の節ごとに、4点について質問した。
① 平成20年3月に南袖を断念し、市単独建設に踏み切ることを宣言したのが、23年11月に至ってあっさり木更津市との共同建設に、方針を転換した。この間、単独建設についてどのような取り組みをしたのか?
▼ この質問には、過去に上がった候補地について検証し、単独建設のための適切な用地選定について評価項目を検討したこと。先進地を視察したこと。南袖の土地の活用化を考えたこと。という答弁である。つまり何もしなかったことに等しい。議会の特別検討委員会の報告中には、共同建設に踏み切るわけにはいかなかったので、終わるのを待っていただけの話である。そのことが明確になっただけの答弁であった。

② 木更津市からの申し入れ受諾の際、なぜ隣接の市原市に打診しなかったのか。市民の声になぜ耳を傾けようとはしなかったのか。
▼ 平成10年10月に市原市が建設に着手するとき、地元住民に対する説明で他市との共用はしないことを明言したこと。人口増を見通して共用はありえないこと。市原市からの申し入れがなかったこと。この3点を10年一日の如く市原市へ打診しない言い訳として今回も答弁した。
 この答弁には、昨年12月議会で、笹生猛議員に「市原市も共用について受け入れる用意がある」という発言があったことを指摘されたことには、一切触れていない。つまり、担当責任者の山口副市長の思い込みに対しては「市民に謝罪する意思はないのか」とまで追及されたはずである。もう忘れてしまったのか?

③ 市長は南袖の火葬場建設について、地元市民の反対で断念した。木更津でも地元大久保自治会から反対の申し入れがあった。南袖と同じ状態である。市長は木更津市長に、地元住民の意見重視を勧める気はないのか。
▼ 「地元との交渉の推移を見守っていきたい」との通り一遍の答弁であった。

◎ 長谷川議員は、最後に、覚書9条に「事情によっては覚書の解除を要請できる」とある。袖ヶ浦市の最善策は他市と違ってくることが予想される。市長は議会に説明したというが、一度として協議はしていない。すべて事後報告にすぎない。今後の4市との話し合いは相当困難な判断を迫られるようになることが予想される。市民に対しても、一方的説明ではなく、特に議会に対しては事後報告ではなく、協議によって決定するよう要望したい・・・。として火葬場に関する質問を閉じた。

 中身のある質問であったと思う。任期中残すところあと2回の登壇機会がある。ぜひ積極的登壇を願いたい。
kawakami

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