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安保法制と日本~その2~ [平和]

 講演 柳澤協二氏
「安保法制と日本・・・私たちのかんがえるべきこと」を聴いて      其の2
         関  巌

 今回の安保法制は11本の法律からなっていますが、その中身は大きく4つある。
①自衛隊の海外派兵=地球のどこへでも派遣できる。米軍や多国籍軍の支援ができる。
②自衛隊員が武器を使用できる。
③米軍への物品、弾薬、給油、役務などの提供ができる。
④海外派兵の時の自衛官への罰則が重くなった。隊員を強制的に派遣できるようになった。

 この法案が通り、今まで以上に自衛隊は戦場、前線に近づいた。
2003年からイラクのサマーワに自衛隊を派遣した。私は翌2004年4月から小泉内閣に仕えた。サマーワではロケット弾が宿営地のコンテナに飛んできた。幸いそのコンテナは倉庫にしていたもので、隊員が宿舎にしていたコンテナだったら死者が出ていた。

 道路を走っていた自衛隊の車列にも爆弾が当たった。これも幸運にも死者は出していない。 これらはたまたま当たらなかっただけ、もし当たっていたら戦死者が出ていた。

この間自衛隊は一発もこちらから撃たなかった。これが本格的に攻撃されなかったことの最大の理由だ。一発撃ったら何十発も返って来る。
 派遣部隊は3ヶ月ごとに交代する。そのたびに私は隊長に向かって「全員無事に帰ることが一番の任務だ」と話した。官邸ではケガ人や死者が出たら内閣は持たない、という雰囲気があった。 (つづく)

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