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安保法制と日本~その3~ [平和]

講演 柳澤協二氏
「安保法制と日本・・・私たちのかんがえるべきこと」を聴いて      其の3
        関  巌

 イラクで参戦したアメリカ、イギリス、スペインは皆テロの標的になっている。アメリカを初め、イギリスはロンドン地下鉄の爆破、スペインはマドリード地下鉄の通勤列車の爆破というふうに軍隊を送り出した国は皆テロの標的になっている。日本がサマーワで応戦して弾を撃ち返していたら、今頃テロの標的になっていたであろう。テロの標的の原因を政府が作っては絶対にダメだ。

 戦場に行って来た兵士の自殺や精神疾患は非常に高い。アメリカでは帰還兵の20~30%が自殺や精神疾患になっている。イラクに派遣された自衛隊1万人の内29人(10万人あたり290人)が自殺をしている。自衛隊は平時の訓練でも10万人あたり年20人の自殺者が出ていて、日本の年間の自殺者の割合10万あたり16人から言っても高い割合となっている。

 戦場はものすごいストレスを受ける。人を殺すという作業がいかに人の心に傷を残すかということ。また隣の兵士が死んで自分が生き残ったことに対する罪悪感もものすごくある。東日本大震災で生き残った人が今もそのような罪悪感を持っていることでもわかる。
          (つづく)


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