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鋸南町に残土条例(案) [残土埋立]

鋸南町では、町独自の新たな「残土条例」を作成すべく、すでに素案は完成し、町民のパブリックコメントに、かける段取りになっています。3月議会ではこの条例案の審議採決があります。これが完成すると木更津市、君津市、富津市、鋸南町と「残土条例」を独自に持つ自治体が並びます。

鋸南町の「残土条例」とは、どのようなものなのでしょうか。その前に、この静かな町で、実は大変な、産廃汚染土廃棄施設建設計画が起きて、現在裁判中であることが背景になることを確かめておきたいと思います。

その経過については「小櫃川を守る会」の機関誌である「小びつ川通信」に、「鋸南町の環境と子どもを守る会」代表 金木健治さんが簡潔に述べられていますので、まずはその紹介をいたしましょう。

鋸南町に計画されている「汚染土壌埋め立て処理施設」設置に断固反対 !!

岩石採取認可違反の採石場を不当な採石法解釈、運用で土壌汚染対策法の埋立処理施設に転用を許可しようとしています。

  南房総の玄関口、鋸南町は自然豊かな美しい町です。この町に、現在、汚染土壌埋立処理施設設置計画が進められています。
  採石場(採石法)を所管する商工労働部産業振興課(旧保安課)では、岩石採取許可違反を繰り返している事業者を適正に指導せず、是正指導もしていません。それどころか、県は採石場の違反を他法で許可されればよいという、採石法の脱法的解釈を行い、違反の是正は計画書の届出だけでよいとする不当な運用を行っています。

 また、汚染土壌埋立処理施設(土壌汚染対策法)を所管する環境生活部水質保全課では事業計画が適切なものか十分な審査と事業者指導を行わないばかりか、事前協議終了に必要な地元地区との環境保全協定について、採石組合職員でもある区長が、区の理事会にかけることなく、独断で区の公印を押印し確約書を提出してしまいました。

この確約書は無効であるとの地元区役員の申し立てにもかかわらず、千葉県は確約書を有効と判断。事前協議終了通知を鋸南町へ郵送で送り付けてくるという、民意から目を背け、一方的で不当な手続きを行っています。なお、事前協議終了通知が出されたことで地元区では臨時総会が開かれ。確約書の撤回と辞任を拒否していた区長が解任されています。

 このように、千葉県は県民の生活環境を守るどころか、住民間紛争まで起きてしまいました。多くの町民の反対の声を聞き入れず、このような不当な自治事務行為に対して鋸南町民は怒り奮闘。6月11日、鋸南町から観光バス5台で乗り付け、県庁前にて抗議活動を行い、その後中央公園までデモ行進。反対派住民と町外からの応援者を含め、約300人の参加者が集結しました。(続く)


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