SSブログ

「持続可能な財政構造樹立のための集中的取り組み」説明会 [市政全般]

2月1日、市長の財政危機に関する説明会最終の集いが、丘の上図書館視聴覚室で行われた。13:00からと18:00からの2回あったが、私は13:00からの集いに参加した。日中なのであまり集まってはいないだろうと思っていったが、座席はほぼ満室であった。市民はそれなりに関心を持っているようである。

前半の13:00~14:00までは、空き家条例と、景観条例の説明があった。この袖ケ浦でも360をこす空き家があるという。中には隣近所に迷惑をかけている空家もあるようだ。
具体的に苦情を申し立ての発言もあった。条例内容は、罰則もあるわけでなし、空き家をホームページに登録し、賃貸、譲与の斡旋をするでもなし、もう少し他市町村の空き家条例を学んで積極的解決を考える内容に検討した方がよいという感想を持った。

後半が問題の「持続可能な財政構造樹立のための集中的取り組み」の説明に入った。市長が各地域でこのように説明をする姿勢はよしとしても、それだけにこれまでに至った経緯について、行政責任者としての何らかの発言はあるのか・・という点に興味を持って聞いた。

質疑に入った。私たちの会員が3人発言した。この厳しい状況に至った要因として高齢者増・歳入減等の社会的背景をあげているが、これらのことは、数年前から言われていたことであり、このような状況になることは、十分予測されていたにもかかわらず、その対策を取らず、大型公共事業投資を続け、社会状況の変化に責任を転嫁することは、あまりにも無責任であること。また歳入増の取り組みにしても、工業団地一つ取り上げても、収入増の予測金額が明示されていない。民間では考えられない提示内容であることを厳しく追及した。しかし満足できる回答は得られなかった。

私は、財政ひっ迫の状況解決のために、市民に受益者負担増を求めるのであれば、自らにも厳しくあってほしいということを、3点から要請した。
①人件費で言えば、歳出予算の25%を占め、県内第3位の高位にあること。職員一人あたりの担当人数は県平均の123人であるが、袖ケ浦市は98人であることから、人件費はまだ削減可能な状況であること。~他市とは違って公共施設が多いとの回答~
②入札80件中70件の入札額が95%以上であるという実態を示し、厳しい入札管理の必要性があるのではないか・・ということ。~意味不明の回答~
③議会費が2億5000万円から、この二年間続いて3億円台に突入している。無用の視察が目立つこと。厳しい財政事情と議会は無縁のごとく思われること。~議会に申し入れてほしいとの回答~

以上の意見を述べ、自らも身を削ることで、市民・行政・議会が一体となって取り組むことの必要性を述べた。

ほかに財政に直接かかわる質問はなかった。最も財政の質問はそう簡単にできるものではない。その代わりに議会があるのだが、12月議会では、この重要な課題についての追及は、ほとんどなかった。このことはブログで指摘したとおりである。3月議会が近づいてきた。今回も低調なのか?議員諸侯の奮起を望みたい。
                          kawakami

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0