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今年の取り組み [市民が望む政策研究会]

 私たちは「袖ヶ浦市民が望む政策研究会」の名前が示すように、最も身近な市政に対して、市民の目線から市政の政策、議会ウオッチング、そして時によっては行政と協働を含め、是々非々の立場を鮮明にしながら、市民の、市民による、市民のための市政実現を目指して私たちの主張を提起してきました。
 一方、市政は必ず県・国の政策につながります。特に市政が、地方自治体としての自立性が低い場合、もろにかぶさってきます。ですから県政・国政についての意見もしっかりと主張したいと考えています。

 さて今年一年を振り返りますと、いろいろな取り組みをしてきたことに、改めて驚いています。
その中でも特記すべき事項は、地元自治会長連名の陳情も無視し、近隣市に比し、最低の結果をもたらした残土条例問題でしょう。私たちは、市民の声を反映すべく、議会陳情、新聞折り込みによる広報活動等多彩な取り組みを展開しました。この問題については、結果は原案議会否決となりましたが、その後、悪徳業者による農業委員会委員への贈収賄問題へとつながり、次年度へと持ち越す形になっています。残土問題はまた、私たちの命とかかわる産廃施設への放射能汚染物質の搬入問題と関連します。千葉県弁護士会のこの問題にかかわるシンポジュームもあり、一層注視して行かねばなりません。


 市との交渉、出前講座、資料請求なども多彩に行いました。産廃施設拡充反対意見を県に要請することを市長に求めました。土地開発公社問題について、資料請求を行い担当課と話し合いました。公共施設整理問題では、ガウランドを中心に担当課と話し合い、また、このこととかかわって、市の障害者福祉センターの存廃について保護者の方々の反対運動を支援してきました。


 自治基本条例も、市民会議の2年3か月の討議と、800人に及ぶ市民のとの対話集会を積み重ねてきた努力も、最終的な原案が行政によって後退内容に変質したことと、議会の理解不足から議決に至りませんでした。
 

 平和の問題にも積極的に取り組みました。4市輪番による原発反対デモは、休むことなく実施され、来年1月26日には、「脱原発サミットin ちば」が、袖ヶ浦を会場に開催されます。
 地元の新進気鋭の井出弁護士を講師に、「憲法問題市民学習会」を開催することもできました。国政が大きく右傾化する中で、私たちは一層抵抗を強めなければなりません。
 また、地元企業「住友化学」に保管されている「劣化ウラン保管現場視察市民ツアー」も、企業の協力を得て実現しました。


 市政は今大きく緊縮財政の方向へと舵を切り、受益者負担の名のもとに行政サービスの削減に向かっています。このことに対する議会の反応は鈍く、袖ケ浦市議会の質の低下が周辺市議会からもうわさされるほどになっている中で、私たちの議会ウオッチングは一層重要になってきました。
 市財政の問題点について、会員のY氏による市への積極的問題提起がなされ、その資料を基に例会での学習も継続しています。


 まだまだ市政にかかわる課題は山積しています。私たちは来年も休むことなく歩み続けます。
年が明けると、1月8日「市民が望む政策研究会第88回例会」が開催されます。ここでは、市の財政問題分析提起と、今だからこそ学びたい・・ということで「田中正造に学ぶ」の2本を中心に討議予定です。


 今年の取り組みの概略を報告し、このブログアクセスが、平均的に月20000通を越していることも付加して、今年の活動の閉幕とします。私たちの会への加入を呼び掛けるとともに、ご支援に感謝申し上げます。

  
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