SSブログ

海の破局~太平洋の魚の放射能汚染は止まらない~ [原発災害]

 Kaleidoscope社2013,8,29付の記事が送られてきましたので紹介します。ただ長文なので、一部跋渉での報告です。     kawakami

◎太平洋の海洋生物に続々と異変が-日本だけが「われ関せず」

太平洋のクロマグロ(本マグロ)からセシウムが検出。北米のベニザケが極度に減少。ニシンの原因不明の大量出血。アザラシ、アシカの大量死。北極圏のシロクマにまで異変。

もうげっぷが出そうなほど、満腹です。

◎ 福島の放射能は北米西海岸でマグロ、サケ、ニシンを汚染しているのだろうか
Is Fukushima Radiation Contaminating Tuna, Salmon and Herring On the West Coast of North America?
(WashingtonsBlog 2013年8月26日)

1年以上前に、カリフォルニアの沖合で捕れた15尾のクロマグロ(本マグロ)を検査したところ、15尾すべてが福島第一原発由来のセシウムに汚染されていることがわかりました。

ウォールストリートジャーナル 2012年5月29日

「マグロは、それを包んで、世界最大の海を越えて運んできたのです」と、スタンフォード大学の海洋生態学者、ダニエル・マディガン(研究チームを率いている)が言った。
「当然、それには驚いたのですが、さらに計測してみたところ、全部にそれがあったので、さらに驚きました」。

「マグロを検査したところ、そのすべてにセシウム134およびセシウム137が、比較可能なレベルまで集っていることが分かったのです」と、海洋生物学者、ニコラス・フィッシャーが、ニューヨーク州のストーニー・ブルック大学(研究会チームの一員)で述べた.


◎AP通信の抜粋

先月、カナダ漁業海洋省は、スキーナ川を遡上してくるサケが悲惨な状態になっていると話しました。

ブリティッシュ・コロンビア州の北岸エリア管理者であるメル・コティーク氏によれば、なぜ遡上してくるサケの数が、それほど減ってしまったのか、省の科学者たちも原因がわからないと言っているとのこと。
「サケは、いったん海に出て、そこで力をつけ、健康的になり、数も増えるのに、そうでないのは、海で何かが起こっているに違いないのです」とコティーク氏。

「ここ数年、こんな状況は見たことがありません。
この土地に長く住んでいる年長者たちにも訊いてみましたが、彼らも同じように答えています」と、州の北岸エリア担当のチーフ、ウィルフ・アダム氏は言う。

カナダのバンクーバーニュース1130によれば、アラスカとロシアのサケの価格が同時に暴落したということです。

バンクーバーニュース1130の抜粋
スキーナ川を北上していくるサケは少なくなった。また、アラスカのブリストル湾での水揚げ高は、去年の30~35%減となった。

◎ ロシアの市場ではサケは限られたものになった。ロシアのすべてのサケ漁師は漁獲高が40%も減った。
ロシアの東海岸は日本側の海にー面しており、韓国より近いのです。

サケ類が太平洋をどれだけ遠くに移動するかはともかくとして、サケは福島第一原発からの放射性物質を含んだ海水の中を泳ぎ、自分たちの我が家である川や海に戻ってきて、そこで産卵しているのだ。

私たちは核廃棄物に接触することで、多くのガンを引き起こすことを知っている。
また、多くの人たちが、そのような核廃棄物に含まれているセシウム137やストロンチウム90のような放射性物質が、魚の骨と肉に蓄積されていくということを理解している。

◎ アラスカのサケが、核廃棄物の放射性物質によって、徐々に汚染されていくことを懸念している。

こうした核廃棄物の放射性物質が、ありとあらやる天然資源に蓄積され、特に、そうした食べ物を摂取する人間への衝撃がどれほどのものか、心配になる。
科学者たちが、積極的にアラスカのサケをモニタリングし、調査・研究に取り組んでくれることを願っている。


◎ 独立系(企業などのスポンサーがついていない)の漁業科学者、アレクサンドラ・モートン博士は、出血を引き起こしている太平洋ニシンの「疾病」に懸念を持っている。

「二日前に、私は北バンクーバー島のマクニール港に近いマルコム島に行ったとき、100匹ほどの小さなニシンを見たのですが、それらはヒレから出血していることが分かりました。
それだけでなく、腹部、あご、目玉などからも出血が見られたのです。
それは100%です。
程度の差はあれ、出血の見られないニシンは一匹たりとも見つけることができなかったのです。
それらのニシンは、若いベニザケとともに群れを成していました」と博士は言う。

◎ [ロイター 2012年4月9日]
【アンカレジ(米アラスカ州)7日ロイター時事】米アラスカ州沖で謎の病気で死んだ多数のアザラシや、同じ病気に感染したセイウチが見つかっている問題で、米地質調査所(USGS)は6日、似た症状を示すホッキョクグマを発見したことを明らかにした。

USGSによると、同州最北端の町バロー近郊のボーフォート海地域に生息するホッキョクグマ9頭の体表に、斑点状の脱毛やじくじくした傷が見つかった。これは死んだアザラシや、感染が確認されたセイウチに見られた症状と似ている。

USGSアラスカ科学センター生物学部門の責任者トニー・デギャンジ氏によると、重症のアザラシやセイウチと違い、感染したホッキョクグマはその症状が出ている以外は健康のようだ。ホッキョクグマが死んだ例はないという。

同氏によると、9頭は生物学者が沿岸で定期的に行っている研究で捕獲し、サンプル調査をした33頭に含まれて いた。ホッキョクグマに斑点状の脱毛がみられたことはこれまでにもあった。しかし、捕獲したうち高い確率で症状が見られたほか、アザラシやセイウチと同時期であったために懸念が強まったという。

(放射能汚染状況調査を当局に要請、しかし無視されたまま…との報告が続く)


~と、まだまだ続きます。お手上げの福島原発放射能汚染水の海洋流入。加害者なのに被害者的報道を続けるメディア・・国民はもっと声を上げましょう・・・行動に移しましょう・・今日の報告はここまで~














nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0