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松戸市で住民投票条例案提出 [住民投票]

 松戸市で、住民投票条例案が9月議会に提出されるという新聞報道があった。内容は不明だが、特に現在課題があるからということではない。松戸市長の本郷谷健次市長は「市民参加型の市政を進めるには、市民が意思を示せる直接参加の手段が必要」と述べている。

 千葉県には、「住民投票条例」をすでに制定している市が3市ある。我孫子市、野田市、銚子市である。特に我孫子市は平成16年に当時の市長の強い意志で制定され、住民投票条例における先駆的範例となっている。3市はいずれも、常設型住民投票条例で、これは現状の地方自治法に基づく条例とは違い、市民の発議における署名数が、一定数に達していると、議会の審議は必要なく、自動的に投票が行われるシステムになっているものだ。

 ご存知のように、原発問題での住民投票の運動は、各地で取り組まれているが、そのすべてで、議会段階で否決されている。現行地方自治法に基づく住民投票で、住民発議の場合、住民投票が実施された率は、
19%しかないというのが現実で、その問題点を克服しての形を追求したのが常設型である。

 袖ヶ浦市でも、「自治基本条例」でこの問題が討議されたが、市の原案では現行通りのシステムから前進することはなかった。

 松戸市長の提案が、市民参加による市政実現の、一歩になるよう議会通過を期待している。

   松戸市住民投票.PNG

 (クリックすると、拡大します)                      kawakami
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