平和の誓い~平和記念式典~ [平和]
(平和記念式典で「平和への誓い」を読み上げる中森柚子さん(右)と竹内駿治君=6日午前、広島・平和記念公園)
今でも、逃げていくときに見た光景をはっきり覚えている。
当時3歳だった祖母の言葉に驚き、怖くなりました。
「行ってきます」と出かけた家族、「ただいま」と当たり前に帰ってくることを信じていた。
でも帰ってこなかった。
それを聞いたとき、涙が出て、震えが止まりませんでした。
68年前の今日、わたしたちのまち広島は、原子爆弾によって破壊されました。
体に傷を負うだけでなく、心までも深く傷つけ、消えることなく、多くの人々を苦しめています。
今、わたしたちはその広島に生きています。原爆を生き抜き、命のバトンをつないで。
命とともに、つなぎたいものがあります。
だから、あの日から目をそむけません。
もっと、知りたいのです。被爆の事実を。被爆者の思いを。
もっと、伝えたいのです。世界の人々に、未来に。
平和とは、安心して生活できること。
平和とは、一人一人が輝いていること。
平和とは、みんなが幸せを感じること。
平和は、わたしたち自らがつくりだすものです。
そのために、友達や家族など、身近にいる人に感謝の気持ちを伝えます。
多くの人と話し合う中で、いろいろな考えがあることを学びます。
スポーツや音楽など、自分の得意なことを通して世界の人々と交流します。
方法は違っていてもいいのです。
大切なのは、わたしたち一人一人の行動なのです。
さあ、一緒に平和をつくりましょう。
大切なバトンをつなぐために。
平成25年8月6日
こども代表
広島市立吉島東小学校6年 竹内駿治
広島市立口田小学校6年 中森柚子
(表記は原文のまま)
2013-08-07 08:29
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