SSブログ

小平市の住民投票 [住民投票]

  昨日、今日と、東京新聞は、2日間連載で、1面トップを小平市の住民投票について報道している。昨日(17日)の見出しは、都道計画『意思示さないと後悔』とあり、「意見聞く会」は名ばかり・・・とあった。


  小平市の小平中央公園の雑木林を貫き、玉川上水の緑道も分断する道路を作るという計画が50年前にできた。それを今になってやろうというのである。並行する道路もできているというのにである。この計画で立ち退きを迫られる世帯は220世帯に及ぶという。
  6年前にこの計画を知った市民グループが立ち上がった。都主催の「都民の意見を聞く会」にも出席して意見を述べたが、都側は訴えを聞くのみで計画は着々と進行していった。


 市民グループは、最後の手段として住民投票に立ち上がった。昨年12月27日に必要署名数3000人を目標に取り組みを開始、予想外の反響で7593人分の署名をひと月で集めきったのである。3月27日住民投票条例は13対3の賛成多数で議会通過したのである。


 ここに至る過程では、市長が例によって、反対意見を付して議会に提出。市長への不信感が強まる中での議会討議であったが、上記結果で通過したのである。しかし市側は「投票率が50%を切った場合成立しないものとする」という条文追加を提出、今月24日の臨時市議会に提出するという。いずれにせよ投票日は5月26日と決まっている。市民グループでは、市側の提案を不当としつつも、投票率アップに全力を注いでいる。


 東京新聞が、2日にわたって1面トップ記事として、このニュースを掲載したことの姿勢を、まず高く評価したい。そしてこの住民投票が成功することを期待したい。民主主義の形骸化が進む中で、そして打ち続く住民投票否決の議会決議が続く中で、住民自治の芽が今花を開く寸前に来ていることに、熱い期待と、激励の拍手を贈りたいと思う。
                                                かわかみ



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0