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残土条例にかかわる過去の実績~投稿~ [残土埋立]

 私の手元に、平成15年9月から平成24年12月までの間の、袖ヶ浦市における「残土埋立実績表」がある。なぜ平成15年からなのか不明だが、バブルの最も激しかった平成3年度頃も含めた、過去のすべての実績がほしいし、これを請求した議員の思いも同じであろうと思われる。

 
 それはさておき、一見してずいぶんずさんな実績表であると思う。この間総数32件の残土埋立が行われている。すべて3000㎡以上の特定事業である。この32件がどのような状態にあるのか。を簡単に記述する。


 すでに事業が完了し県の完了検査を受け終わっている件数が、ちょうど半数の16件である
 現在施工中が3件
 県確認中が7件
 工事は終了したが完了検査をされていないのが2件
 廃止がなんと4件ある    以上合計32件の内訳である。


 県確認中というのが7件で、その中には9年間以上放置されたままの含めて、19年度以前のものが5件ある。これは完了検査の申請はあったものの、工事が終わったら、法律に決められている最終の整理がなされないままであるということと理解するのが当然と思うがいかがであろうか。


 そして、廃止…つまり、途中で投げ出してしまった件数が4件ということになる。施工中を抜かすと総数29件中、何らかの問題のままの件数が、県の完了検査未確認と、廃止を含め13件ということになる。
実に45%弱の事業が、不正事業であったということになる。

 これにバブルのころの残土埋立件数が加わったら、もっとひどいことになりそうだ。木更津も君津も、これらと同じような実績を実感していたからこその、厳しい規制になったのであろう。袖ケ浦の行政は、この実態を実感として感じているのであろうか?


 もう一つ付け加えれば、完了した16件も、完了後の状況はどうなっているのであろうか。植樹が義務付けられているところで、植えた木がすくすくと成長している実例を聞いたことはない。不思議な事実である。
今度、16件全部とは言わなくても、大規模埋め立て地のその後の状況を見に行こうと思う

                                        平凡な一市民


 
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