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緊急速報 [平和]

 先ほどオスプレイいらない10.12千葉県民集会事務局から、12日は台風の影響で集会は残念ながら中止することにしましたとの連絡が入りました。
 取り急ぎご連絡です。
 関係者、友人、知人に拡散してください。
 よろしくお願いします。

          10.10 住民の会 事務局 野中晃

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19号台風 [天災・自然災害]

 19号台風のニュースが流れている。15号の時より大きく強力な台風であるという。
地球温暖化の影響は、生活を破壊する強力な自然の力となって私たちに襲いかかってくる。それでもまだ石炭火力建設をやめない神経とは、政権とは・・「今だけ、金だけ、自分だけ」という言葉が今年の流行語になりかねない勢いで広まっているというのに・・

 今日、企業団に不明な点を聞きに行った。企業団とは正式に言えば「かずさ水道広域連合企業団」のことである。前回の災害で、最後まで残った断水地域は、圧倒的に君津市であった。10日から25日まで16日間断水が続いたのである。「水はいのち」である。断水の日々が16日間続いた被災者の想いと、一方断水地域に給水することが責務である企業団の職員の方々ともども、本当に大変であったろうと推察される。なぜこのように長くなったか。私なりの推察はあったが、その確認を取りたいという必要があったのだ。

 ついでにほかの地域のことも記しておきたいと思う。木更津と袖ケ浦の断水日数は5日間、富津市は11日間であった。

 なぜこのように君津市だけ長く続いたか。亀山ダム・片倉ダムの水は、大寺浄水場と、十日市場浄水場との2か所で、安心安全な水となり、4市11か所の配水場に送られる。
問題はその先である。ここから家庭に届くまで、君津市の場合、小さな浄水場や送水所
が、何と41か所もあるのだ。そのほとんどが大寺・十日市場浄水場より高い地点にあるので、ポンプで送らなければならない。その電源が停止したのだ。
 つまり停電が治らなければ、蛇口を開いても水は出ない。

 東電に限らず、全国の電力会社が結集した。一刻も早く修復し、電気をつけ、水を届けねばならない。断水日数と東電の修復日数は、ほぼ同じであった。君津市は面積が広く、山の方に小さな集落がたくさんある。途中の山の道は倒木で通れない。それが長くかかった原因であったことが、今日の話し合いではっきり分かった。

 今日のネットニュースに、「千葉県は19号来襲予測を受けて、緊急の災害対策会議を行い、各地に職員を派遣することを決めた」というニュースが入っていた。前回の初動の遅れに対する批判が、怠け者の知事にも、よほど応えたらしい。倒木で通れない道には県道が多い。職員も一生懸命だったことを企業団の方は話しておられたが、てっぺんが所在不明であった3日間の初動の遅れは弁解の余地はない。

 19号台風は、12日の夜から13日の朝にかけてである。準備万全で備えたい。

                             kawakami

台風19号.PNG

 

 

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小櫃川第33回総会資料 [小櫃川の水を守る会]

 鴨川に自然を破壊しての太陽光発電が企画されています。なんでもやればいいというもんじゃない。その報告です。    kawakami
(クリックすれば大きくなります)

2019.9.28小櫃川第33回総会資料(鴨川の山と川と海を守る会・今西氏)_01.jpg
2019.9.28小櫃川第33回総会資料(鴨川の山と川と海を守る会・今西氏)_02.jpg
PDF文章はこちらからダウンロードできます
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台風接近 [天災・自然災害]

 今朝のテレビで台風19号接近とのニュースが入りました。会員から下記のメールが入りました。
各ご家庭でも、しっかり準備をしておきましょう   kawakami


 南房総地区停電の再来に危険のある台風19号
風速7-80mはあらゆるものをなぎ倒します、電柱だけでなく、また送電鉄塔が倒壊するかもしれません

長期停電に備えを
1)太陽光式のセンサーライトを最低5個ほど購入して階段や,廊下、トイレ用に準備すると良いです。乾電池式は台所用 ・・ 価格高くても大きなライトを買うべきです。5000円?
2)食料、冷蔵庫冷凍庫のものは腐敗します。2日程度の停電なら大量にペットボトルで氷作っておけば氷を冷蔵庫に 移動することで低温を保てます。
3)特にマンション、事務所は水無になります7日以上用意、 風呂とかバケツとかにも満水にしてキッチンハイターで水の 腐敗防止をします。ちょぴっとづつ入れるだけで腐敗しません
4)ポータブルガスコンロあるいは石油ストーブ(電気不要の)が必要です。
5)都会住まいなら携帯トイレ、テッシュは水なし生活で大量に使います。
6)ATM使えなくなります、コンビニ・スーパーもすべて現金の用意、現金あっても使えない、籠城生活です。
7)スマホ充電は車のシガレットからが便利・・最後に
 停電したらブレーカーを切っておくと火災防止になります (浸水部の漏電対策)

★長期停電すると太陽電気さんのありがたみを実感し、パワーシフト重要性も認識しますよ
会社や事務所は平常になるまでお休みにすると良いかも
                           奈良輪さんから

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自然通信千葉 3 [環境問題]


汚染土埋め立てを阻止するために
─鋸南町で裁判報告集会─


 鋸南町の汚染土埋め立て中止を求める裁判の報告集会が2019年7月6日、町の中央公民館でひらかれた。主催は住民組織の「鋸南町汚染土埋立反対協議会」。町民220人が参加した。鋸南町長も来賓として出席し、汚染土処理施設建設反対の決意をあらためて表明した。


◆操業差し止め仮処分裁判は高裁で逆転敗訴

 汚染土処理施設は鋸南開発㈱が計画している。同施設をめぐっては、千葉地裁木更津支部が2016年7月に操業差し止め仮処分を決定した。千葉地裁での異議申し立て審も、同地裁が鋸南開発側の請求を棄却した。ここまでは住民側の2連勝である。ところが、これを不服とした鋸南開発が東京高裁に保全抗告した抗告審では、今年3月に住民側の請求が棄却された。住民側の逆転敗訴である。
 現在は、県が許可をださないよう求める行政訴訟が千葉地裁で進行中だ。住民側は今年6月7日、鋸南開発を相手に操業差し止めを求める訴訟(本訴)も起こした。

◆汚染土持ち込みは絶対にノー

 7月6日の裁判報告会では、住民側弁護団が裁判の経過や今後の方針などを説明した。
 鋸南町汚染土埋立反対協議会の金木健治会長はあいさつでこうのべた。
「私たちが運動をはじめたのは7年前の2012年だ。業者は、5年かけて汚染土を埋め立てる計画をたてていた。私たちがなにもしなかったら、汚染土の山ができていた。しかし運動をつづけてきた結果として埋め立てが止まっている。業者は許可申請をだしたが、いまのところ県は許可をだしていない。裁判はこれから本訴に入る。今後も運動をしっかりつづけていきたい」
 来賓として出席した鋸南町の白石治和町長はつぎのように話した。
「汚染土は住民が賛成しているところに持っていくべきだ。住民が反対しているところに持ってくる必要はない。先日、県環境生活部長の冨塚昌子さんがあいさつにきた。いい機会なので、住民のみなさんに町役場に集まっていただき、環境生活部長と対面してもらった。そのさい、地元本郷区のSさんが『事前協議の時点にもどしてほしい』と発言された。そのとおりだ。しかし県は、事前協議は法律にもとづくものではないではない、と言う。そんなバカな話はない。私は、どんなことがあっても汚染土を鋸南町に持ち込むことは絶対にノーである」
 県自然保護連合の中山敏則事務局長も発言させていただいた。歴史的な和解勝訴を勝ちとった千葉川鉄公害訴訟の運動、一宮海岸(南九十九里浜)のコンクリート製人工岬「ヘッドランド」建設工事を止めている一宮町民の運動、三番瀬の埋め立てを中止させた運動を紹介し、「法廷外運動を活発にくりひろげ、県民世論を味方につけてほしい」「一宮町のように、自然環境を守る運動を町おこしのとりくみとむすびつけてほしい」と話した。

◆口頭弁論で住民が切実な訴え

 汚染土壌処理施設建設の許可差し止めを求める行政訴訟の口頭弁論が8月20日、千葉地裁でひらかれた。相手は千葉県だ。
 原告の住民3人が陳述した。
 汚染土壌処理施設建設予定地の本郷区に住むSさんはこう訴えた。
「本郷区では、住民の多くが裁判の原告に加わっている。本郷区はこの施設の建設に反対する決議をあげた。元区長が勝手に押印した確認書の無効化を県に要求している。しかし県はその確認書を有効とし、事前協議は終了した、としている。本郷区の住民は、地下水を生活用水や農業用水として利用している。施設から有害物質が排出されると深刻な打撃をうける。私たちは豊かな自然環境を後世に引き継ぐ責任がある。公正な判断をされるよう希望する」
 Yさんは 「汚染土壌が埋め立てられたら、私たちの命が脅かされることになる。千葉県はきちんとした対応をしてほしい」と話した。
 鋸南町勝山漁協のFさんはつぎのようにのべた。
「採石跡地に汚染土壌を埋めたら、漁業も被害を受ける可能性がある。被害が表面化するころには埋め立てが終了する。風評被害も心配だ。汚染土埋め立て問題をマスコミがとりあげたことで、『鋸南町勝山は大丈夫か』の問い合わせを受けた。『埋め立て中止が決まるまで勝山漁協との取り引きは中止する』という話もでている」

◆台風15号で甚大な被害

 鋸南町汚染土埋立反対協議会は10月11日に久しぶりに県庁前でデモ行進をおこなうことを決めた。ところが9月9日早朝に直撃した台風15号によって鋸南町は甚大な被害を受けた。そのためデモ行進は中止になった。

                        (千葉県自然保護連合事務局

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自然通信千葉 2 [環境問題]

 今日は「千葉県自然保護連合事務局 」の訴えです。 kawakami



千葉県は35万人の命の水を守れ!
─放射性廃棄物処分場の増設許可取り消しを求める─


 君津市では放射性廃棄物処分場が大きな問題になっている。小櫃川の水源地で新井総合施設㈱が運営する「君津環境整備センター」である。第Ⅰ期処分場で漏えい事故が発生した。にもかかわらず、県は大規模な第Ⅲ期処分場増設計画を許可した。そのため、地域住民は今年(2019年)1月、増設許可取り消しを求めて千葉地裁に提訴した。この行政訴訟はこれまで口頭弁論が3回ひらかれ、県の無責任ぶりが浮き彫りになった。


*35万人の水道水源に放射性廃棄物を埋め立て

 小櫃川は、君津地域の木更津、君津、袖ケ浦の3市に富津市、市原市、千葉市の一部を加えた35万人の貴重な水道水源となっている。農業用水にも使われている。君津環境整備センターの排水は御腹川を通って小櫃川に流れこむ。
 御腹川や小櫃川、地下水が放射能に汚染されたら、君津地域の住民や農業者は深刻な被害をうける。小櫃川の水を利用している千葉、市原の市民も影響をうける。
 君津環境整備センターに搬入されている放射性廃棄物は、2011年3月の福島第一原発事故によって千葉県内で発生したものだ。1kgあたり8000ベクレル以下の放射性物質を含む廃棄物である。
 2012年1月、Ⅰ期処分場から水が漏れ、施設外にある観測井戸から塩化物イオンが検出された。そのため、Ⅰ期処分場は現在も廃棄物の搬入がストップしている。地域住民は、「生活用水や農業用水の水源地に処分場を許可すること自体が危険だ」と激怒している。また、君津環境整備センターのⅢ期処分場が増設されれば、「平成の名水百選」に選ばれている久留里の上総掘り自噴井戸群や小櫃の上総掘り井戸群、農業用水の御腹川、そして35万人の水道水源である小櫃川が放射能で汚染される危険性が高まると危機感をつのらせている。

*行政訴訟と仮処分訴訟

 地域住民は今年1月31日、千葉県を相手どり、第Ⅲ期処分場の許可取り消しを求める行政訴訟をおこした。原告は152人。4月16日、6月28日、9月20日に口頭弁論がひらかれた。第2回(6月28日)と第3回(9月20日)は、口頭弁論の前に千葉市中央公園から県庁前までデモ行進した。
 新井総合施設にたいして建設工事差し止めを求める仮処分の訴訟も6月28日に起こした。3月10日は、訴訟を支える組織として「ふるさとの水を守る会」を設立した。「守る会」には、小櫃・久留里地域の土地改良区7団体、御腹川と久留里地区の水を守る会(久留里地区20自治会)、小櫃川の水を守る会など10団体が加わっている。

*県の無責任ぶりが浮き彫り

 9月20日の行政訴訟第3回口頭弁論では、県の無責任ぶりが浮き彫りになった。
 2012年1月に漏えい事故を起こした第Ⅰ期処分場は、いまも保有水の水位が下がらない。その理由について県は、書面で「現時点では不明である」とのべた。原告側は「漏えい事故から7年もたつのに『現時点では』とはなんだ」と批判した。
 県は、Ⅰ期処分場の漏えい事故対策についてこう主張している。「揚水井戸を設置して水を抜いている。上から水が入らないようにシートも張っている」と。しかし、保有水の水位はいっこうに下がらない。原告側はこう質した。
「上にシートを張り、下の方で水を抜いているのに水位が下がらないのはおかしい。それを『不明』と言うのはどういうことなのか。遮水シートが破れたり遮水工が壊れて、外から水が入っているとしか思えない」
 県側は「これ以上主張するつもりはない」と回答を避けた。遮水工が壊れていると、汚染水が処理場の外に漏れていることになる。そのため、県は「不明」と言いつづけているのではないか。そんな疑いももたれている。

*排水処理施設停止中も放射性廃棄物などを受け入れ
 
 9月9日早朝に襲来した台風15号によって、新井総合施設も停電になった。復旧したのは17日である。その間、排水処理施設が止まった。にもかかわらず、放射性廃棄物などの受け入れをつづけた。この点について、原告側は法廷で「おかしいのではないか」と質した。そうしたら、県側は「問題ないと考えている」と答えた。
 原告側弁護団の及川智志弁護士は、口頭弁論後の報告集会でこう批判した。
「この処分場では、放射性物質や、ダイオキシン、重金属が含まれる毒水をあつかっている。それを処理する施設が止まっている。それなのに、そういう危険な物質を受け入れつづけた。排水処理施設が止まったので、受け入れをつづければ毒水が漏れてしまう。たまたま17日に復旧したが、電源がいつ復旧するかわからないのに受け入れつづける。事業者は住民の命を軽視している。千葉県はなにか言うべきである。『こんなことはやめろ』と指導すべきだ。ところが、県側は『問題ないと考えている』と答えた。これはとんでもないことだ。この点については、今後問題にしたい」

*業者の言い分を鵜呑み

 県は、「(汚染水が)漏れたら処分場外にはださない」と言っている。その方法を質すと、「揚水井戸」と言う。漏れた汚染水をくみあげるということだ。ところが、県が裁判所に提出した書面をみると、業者が県の審議会にだした資料にそう書いてある、とのことである。
 原告側は口頭弁論でこう主張した。「この裁判は業者が被告ではない。被告は県だ。県がどういう許可申請を受けて、どういう許可をしたかが問われている」と。そうしたら、県は「そのとおり」と答えた。
 及川弁護士は報告集会でこう批判した。
「県と業者が一体化しているとしかいいようがない。業者が資料をだしただけで県は『大丈夫です』という。そういう構図になっている」

*県と業者が一体化

 汚染水が処分場から漏れたとしても、久留里駅に汚染水が到達するのは1500年後、と県は試算している。これは根拠がない。久留里地域の地層にくわしい佐々木悠二さんは、「帯水層の最上部に位置する処分場から汚染水が漏れたら、久留里駅には10年ぐらいで到達する」と試算している。
 及川弁護士は報告集会でつぎのようにのべた。
 「県の言い分は、『1500年後はみなさんは生きていないから問題ない』というのと同じだ。こんなバカな話はない。1500年というのもあやしいが、1500年後だったらいいのか。しかも、その根拠について県は『同資料において』と書いている。『同資料』というのは、業者が県の審議会にだした資料だ。ようするに、『事業者は1500年かかると言っている』ということだ。県と業者はまったく癒着、一体化している」

   (千葉県自然保護連合事務局)

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自然通信ちば 1 [環境問題]

「千葉県自然保護連合」の機関紙『自然通信ちば』149号が送られてきた。この機関紙の中には千葉県各地で起きている環境破壊状況が取り上げられている。そのいくつかを紹介したいと思う。   kawakami

「ふるさとの水を守る会」からの訴え
 この場所は、君津・木更津・富津・袖ケ浦・千葉・市原の市民35万人が水道用水として利用している小櫃川・御腹川の水源地です。そこに、関東一円から持ち込まれる首都圏最大級の産業廃棄物の最終処分場があることをみなさんはご存じですか?

 水源地にあるこの産業廃棄物最終処分場は、新井総合施設(arax)の君津環境整備センターといいます。現在、第Ⅲ期処分場の建設に向けて、計画地の山林を伐採し、山肌を削り、建設に向けての工事が着々と進んでいます。

 第Ⅰ期処分場は、有害物質を含む保有水の漏えい事故が2012年に発覚しました。千葉県から是正勧告を受け、その後、搬入停止の状態のままです。雨水の侵入を防ぐために、真っ黒な遮水シートで覆い、溜まっている保有水をポンプアップしていますが、汲み上げても汲み上げても、その水位が下がらない状態です。
 いまだに有害物質を含む保有水の漏えい事故の原因の究明も、したがって改善対策の実施もなされていません。それなのに、千葉県は第Ⅲ期処分場の増設を許可しました。
 第Ⅰ期処分場が事故を起こしたことや、第Ⅱ期処分場の廃棄物の埋め立てが予定より早く進んだことにより、第Ⅲ期処分場の完成を急ぎ、建設が急ピッチで進められています。
 第Ⅲ期処分場が完成すると、日本最大規模のものとなります。そして、生命・身体・健康に重大な被害をおよぼす危険性のあるダイオキシン・重金属などの多種多様な有害物質や放射性物質を含む産業廃棄物が持ちこまれます。
 この産廃処分場のある場所は君津市怒田643-1です。林道を一本隔てた場所は梅ヶ瀬渓谷自然環境保全地区に指定されています。その周辺は処分場から発生するひどい臭気が漂い、気分が悪くなるほどです。
 
この処分場の保有水は、処理施設で基準濃度に調整されてから、上水道水源である小櫃川の支流、御腹川に流されています。
 君津市久留里の上総掘り自噴井戸は千葉県下で唯一「平成の名水百選」に選定されています。そして現在も、袖ケ浦市、木更津市、君津市、富津市の一部では上水道の水源として地下水が利用されています。
 この地下水は、東京湾の地下で200万年以上前から形成された砂泥互層の帯水層へ井戸を掘ることにより湧きでています。これが久留里や小櫃、木更津、袖ケ浦などに遺されている上総掘り自噴井戸です。
 たとえ地層が違っていても地下水は混じりあいます。帯水層の最上部に位置する処分場から汚染水が漏えいした場合には、君津市が誇る久留里の名水も、農業用水・水道水源である御腹川や小櫃川の水も汚染されてしまうことになりかねません。

 さらに問題なのは、上記のことを専門家から指摘されていたにもかかわらず、事業者の新井総合施設(株)は処分場の増設を計画しました。千葉県も、それを知りながら建設を許可しました。これは生命を軽んじている行為そのものといえます。

 「ふるさとの水を守る会」は、漏えい事故を起こし、原因究明もしない事業者に増設許可をだした千葉県を相手どり、第Ⅲ期処分場の許可取り消し求める訴訟を今年1月31日に起こしました。
 さらに、建設工事差し止めを求める仮処分の訴訟も、新井総合施設(株)を相手どって6月28日に起こしました。裁判中でも第Ⅲ期処分場の建設工事が進んでしまうからです。

 私たちの水道水源、生命の根幹である水、大切なふるさとの水を守るために、そして未来の子どもたちのためにお力をお貸しください。裁判は、長い年月と多額の費用がかかります。「ふるさとの水を守る会」の活動をいっしょに支えてくださる会員を、近隣在住にかかわらず広<募集しています。年会費は3000円です。どうぞ多くの方のご協力をよろしくお願いいたします。
 2019年6月

○ふるさとの水を守る会
 https://m.facebook.com/furusatonomizu/
○事務局連絡先
 furusatonomizu@gmail.com



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災害を考える 断水 4 [天災・自然災害]

 9月10日、市の広報スピーカーから「断水の地域がありますので節水にご協力ください」という声が流れた。暴風で水が止まった。なぜだろう・・・と、会員のTさんはすぐ市役所へ電話を入れた。「水のことは企業団に聞いてください」との返事。不便になったものだ・・とつぶやきながら電話を企業団に入れた。
「高台の加圧給水地域には、圧を加えて水を送っていたのですが、その電源が停止してしまい、断水の状態になってしまいました。」
との返事であった。地域の名前ももちろん教えてくれたが
「そういうことは、ホームページに書かれた方がいですよ。」
と勧めて電話を切った。

 断水とは、今までは普通のことであった「蛇口をひねれば、水が出てくる状態」がストップしてしまうことなのだ。「命の水」が途絶えてしまうことなのだ。

 4市のうち、袖ケ浦市と木更津市は5日間で回復したが、富津市は11日間、君津市はなんと16日間かかり、25日午後6時半で回復した。なぜこんなにかかってしまったのか。

 電源を通すための修理には、全国から電力会社の職員が集まってくれて「不眠不休で」頑張ってくれた。それなのになぜ・・・

 修復工事現場まで行く道がふさがれていて、到着するまでが大変であったという。
結局これは何を意味することなのか。

 「東電には不眠不休で工事を行うよう強く要請した」と胸を張った森田知事。ふさがれていた道の殆どが県道であり、台風3日後にようやく災害対策本部を設定した初動の遅れが原因であることが判明。ネットが炎上した。

 知事選が近い。こういう知事には早々にやめていただくことだ。

                             kawakami


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災害を考える 3 [天災・自然災害]

冒頭に袖ケ浦市議会議員の皆さんが、災害に当面して、一致して市内全てを分担調査に入られ、被害の状況を共有し、行政にはすぐ被災者のための窓口を作ることを提言したり、担当地域への対応を具体化するために奮闘されたことに拍手を贈りたい。
 今日は私の手元に届いたそれらのニュースを、議員名抜きで紹介する。

★ 炊き出し70軒に届ける。
 地元地域を回り、被害を受けた家への訪問調査を続け、停電、断水の家の為に、炊き出しを行い、約70軒分のおにぎりを届けられた議員さんがいます。すごい!

★ 被災直後から、連日の行動記録を、ツイッター?フェイスブック?に掲載されておられた議員さんがいます。その一部を紹介します。


 袖ケ浦市のぞみ野在住ですが、この1300世帯が9日の未明から停電で固定電話も繋がらず、スマホも長浦駅周辺まで行かないとほとんど繋がらない。ウチは圏外のため、インターネットもなかなか見られません。
 119番もかけられず、エアコンも扇風機も使えない家の中で倒れた方がいても助けを求めることができないような事態です。本当に心配です。

 私もうちわであおぎながらラジオで情報を得ている状況です。
これは、袖ケ浦市に限らず停電している地域に共通してると思います。
私の住む地域でも携帯も繋がらなかったため、昨夕、ようやく自治会長らとも会えて、相談して、メガホンなどでお互いに近所で具合の悪い方がいないか、朝から声を掛け合うようにしようと話し合いできました。
 ようやく明るくなって来ましたが、窓を開けても、うちの気温は31度、湿度も75パーセントの一夜を過ごしました。
ラジオでは、お構いなく安倍政権の改造時内閣の大臣任命の速報ばかり!
人の命そっちのけで内閣改造優先のこの政権の冷徹さに心から憤りを感じます。
停電で信号がついてないのに市内全域を回っても警官が交通整理をするのを見たこともありません!
千葉県警は、何をしてるのか!交差点で大きな事故が起きてないのが不思議なほど。

 自民党森田県政は、昨日の朝になって、ようやく災害対策本部を立ち上げたと聞きましたが、こんなふざけた県政なら要りません!
 風速60メートルの台風で約60万世帯が大停電してるのに!
とにかく猛暑と熱帯夜の中、停電が続いている広範な地域に多くの方が、声かけして安否確認運動が必要かと思います。
 水とガスは来てますが、水圧が落ち始めた地区もあり、下水も限界が近いとの情報も!
食料も冷蔵庫が使えないし、コンビニやスーパーもアウト。各家庭の冷蔵庫の食糧もそろそろ衛生上食べられなくなります。

 昨日に電気が使えた公的施設は、市役所と市民会館だけ。それ以外の施設は停電でした。
昨夜、ようやく回復した地区もあるようですが、うちはまだです。
とにかく、高齢一人暮らし、高齢者施設、暑さで体調崩してる方が居ないか、安否確認が急がれます。
 広範な方々の支援をお願いします。
市内には、屋根や外壁を破壊されて途方にくれる方もいます。よろしくお願いします!
(続く)

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災害を考える 2 [天災・自然災害]

 今回の災害の翌日10日。袖ケ浦市議会では、議員の皆さん全員が「災害の実態をつかむことが第一」と、情報把握に走った。これは素晴らしいことだ。「カフェ de 議会」以降、こんな素晴らしい取り組みは聞くことがなかった。さすが・・と思い、議員さんたちの活躍ぶりを書こうと思っていた。そこにとんでもないLITERAのニュースが入った。武田防災相なるものの暴言である。
 その全文を紹介することにした。          kawakami

LITERA  武田防災相・河野義博・農水大臣政務官の暴言
千葉県を中心に大規模な停電をはじめ甚大な被害をもたらした台風15号だが、本日1日、ようやく国会では災害対策特別委員会の閉会中審査がおこなわれた。

 災害発生からもうすぐ1カ月を迎えるというのに、あまりに遅すぎると言うべきだろう。実際、千葉県では台風による農林水産業での被害額は367億6200万円(9月26日時点)にものぼり、同県の東日本大震災での被害額346億100万円を超えた。支援策の打ち出し・検討は喫緊の課題なのだ。
 だが、そんな切羽詰まった状況だというのに、きょうの衆参災害対策特別委では、新大臣である武田良太防災担当相から信じがたい言葉が飛び出した。

 きょうの審議では、当然ながら政府の初動対応の遅れに批判が巻き起こったが、武田防災担当相は非常災害対策本部を設置しなかったことを「総合的な判断」などと述べ、災害対応も「ベストを尽くしてきた」「次に備える」などと答弁。停電による熱中症の死者やブルーシート張りによる転落死まで招き、停電をここまで長期化させておいて「ベストを尽くした」とはよく言えたものだが、驚かされたのは、武田防災担当相のこの一言だ。

「今般、千葉県に起こりました災害につきましては、千葉県自体がですね、あれだけの台風、われわれ九州とは違いまして、非常に慣れていないという状況も作用したんだと思いますし」
 千葉県が台風に慣れていなかったから被害が拡大した……? 気象庁のデータによると、台風の上陸数が多い都道府県(1951~2019年第7号まで)では千葉県は熊本県と並んで全都道府県のなかで第8位にランクインしており、けっして「台風に非常に慣れていない」県などではない。

 だいたい、今回ここまで被害が拡大したのは、首都圏を台風が通過した前日の9月8日に気象庁が「記録的な暴風となるおそれがある」と発表していたにもかかわらず、暴風に備えた対策を政府が怠ったからだ。それを象徴するように、13日の記者会見では菅義偉官房長官は今回の災害を「豪雨災害」と呼んだ。災害発生から4日も経ってもなお、暴風被害・台風被害を「豪雨災害」などと言っていたのである。
 そして、言うに事欠いて、「千葉県が台風に慣れていないから被害が拡大した」と防災担当大臣が虚偽の事実に基づいて言い訳する──。まったくいい加減にしろという話だろう。

 いや、耳を疑ったのは、この武田防災担当相の答弁だけではない。
 前述したように、今回の台風15号によって千葉県内の農林水産業の被害額は367億6200万円にものぼっているが、そのうちビニールハウスなどの農業施設関連では238億7000万円もの被害が報告されている。ビニールハウス被害では園芸施設共済に加入していれば補助が受けられるものの共済非加入者も多いため、野党からは手厚い補助を求める意見が出たが、公明党の参院議員である河野義博・農水大臣政務官はこう答弁したのだ。

「災害対策の基本は農業者の自助、共助の努力を土台といたしまして、法制度により国が保険料などについて国庫補助することにより確立してまいりました農業共済制度にございます」
「モラルハザードを防止し、農業者のみなさまが事前に災害に備える努力を促す観点からも、とくに災害が多発するなかでは、園芸施設共済に加入していただくことが重要と考えていることから、共済未加入者への補助率引き上げは現時点では考えてございません」

 千葉県は主要な農産物産出額では全国4位(2017年度)の農業県であり、「首都圏の台所」とも呼ばれている。その千葉県の農家がかつてないほどの打撃を受けているというのに、「災害対策の基本は農業者の自助、共助の努力が土台」「農業者が事前に災害に備える努力を」などと農家に“自助努力”“自己責任”を説き、共済非加入者への補助率引き上げを拒否したのだ。


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災害を考える 1 [天災・自然災害]

15号台風.PNG
                  (笹生猛議員ブログからの転載)

 袖ケ浦に移ってきて、この地の気候の良さに改めて驚いたものだ。雪が降らない。日本地図に描き出される冬の天気図に、九州に雪が降っても、房総半島だけがなぜか、雪のしるしが付かないのである。北海道で育った私にとって、このことは驚きであった。1年に1~2度降ることもあるが、ドバイにいたとき、1月に、1度か2度雨が降ったとき飛び出して喜んだ時と同じ感覚であった。

 その袖ケ浦が襲われた。袖ケ浦も・・と言った方が良い。房総半島の先になればなるほど強風の強さが大きかったようである。私の卓球の仲間の奥さんの実家は、富津の大きな地主さんである。3階建ての頑丈なお宅の屋根が吹っ飛び、そこに雨が降り注ぎ1階まで水浸しになったという。

 短期間、鋸南町に住んでいたことがある。電線に風が当たって「ヒュー」という不気味な強風の口笛をよく聞いた。袖ケ浦にきてその音も無縁になっていた。

 そこへ今回の台風である。東京新聞の望月記者が菅官房長官に、この台風に対する対応のまずさを鋭く突いたとき、「その指摘は全く違いうます。あれは風です」と答えて失笑を買った。以降今になっても「災害対策本部」は設置されていない。

 3日後にでてきた森田千葉県知事が東京電力に対し「不眠不休でやってもらうよう強くお願いしたい」と発言したが、現場に行きたくても、県道への倒木があっていくことができない。「不眠不休でやらなきゃならないのはお前だろう。次回の選挙、覚悟していろ‥」の声で、ネット炎上!

 国も県も、今回の災害を軽く見ているようだ。
千葉県は26日にようやく、「台風15号による県内の農林水産業の被害額が約367億6200万円となったと発表。
 これまでの災害で過去最大だった2011年3月の東日本大震災の346億100万円を超えた。」ことを発表した。

 さて、この袖ケ浦にとって初めての経験に対し、どのような動きがみられたのであろうか・・
明日から、そのことを記録していく。

                               kawakami  
       


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