災害を考える 1 [天災・自然災害]
(笹生猛議員ブログからの転載)
袖ケ浦に移ってきて、この地の気候の良さに改めて驚いたものだ。雪が降らない。日本地図に描き出される冬の天気図に、九州に雪が降っても、房総半島だけがなぜか、雪のしるしが付かないのである。北海道で育った私にとって、このことは驚きであった。1年に1~2度降ることもあるが、ドバイにいたとき、1月に、1度か2度雨が降ったとき飛び出して喜んだ時と同じ感覚であった。
その袖ケ浦が襲われた。袖ケ浦も・・と言った方が良い。房総半島の先になればなるほど強風の強さが大きかったようである。私の卓球の仲間の奥さんの実家は、富津の大きな地主さんである。3階建ての頑丈なお宅の屋根が吹っ飛び、そこに雨が降り注ぎ1階まで水浸しになったという。
短期間、鋸南町に住んでいたことがある。電線に風が当たって「ヒュー」という不気味な強風の口笛をよく聞いた。袖ケ浦にきてその音も無縁になっていた。
そこへ今回の台風である。東京新聞の望月記者が菅官房長官に、この台風に対する対応のまずさを鋭く突いたとき、「その指摘は全く違いうます。あれは風です」と答えて失笑を買った。以降今になっても「災害対策本部」は設置されていない。
3日後にでてきた森田千葉県知事が東京電力に対し「不眠不休でやってもらうよう強くお願いしたい」と発言したが、現場に行きたくても、県道への倒木があっていくことができない。「不眠不休でやらなきゃならないのはお前だろう。次回の選挙、覚悟していろ‥」の声で、ネット炎上!
国も県も、今回の災害を軽く見ているようだ。
千葉県は26日にようやく、「台風15号による県内の農林水産業の被害額が約367億6200万円となったと発表。
これまでの災害で過去最大だった2011年3月の東日本大震災の346億100万円を超えた。」ことを発表した。
さて、この袖ケ浦にとって初めての経験に対し、どのような動きがみられたのであろうか・・
明日から、そのことを記録していく。
kawakami
2019-10-01 09:25
nice!(1)
コメント(0)
コメント 0