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19号台風 [天災・自然災害]

 19号台風のニュースが流れている。15号の時より大きく強力な台風であるという。
地球温暖化の影響は、生活を破壊する強力な自然の力となって私たちに襲いかかってくる。それでもまだ石炭火力建設をやめない神経とは、政権とは・・「今だけ、金だけ、自分だけ」という言葉が今年の流行語になりかねない勢いで広まっているというのに・・

 今日、企業団に不明な点を聞きに行った。企業団とは正式に言えば「かずさ水道広域連合企業団」のことである。前回の災害で、最後まで残った断水地域は、圧倒的に君津市であった。10日から25日まで16日間断水が続いたのである。「水はいのち」である。断水の日々が16日間続いた被災者の想いと、一方断水地域に給水することが責務である企業団の職員の方々ともども、本当に大変であったろうと推察される。なぜこのように長くなったか。私なりの推察はあったが、その確認を取りたいという必要があったのだ。

 ついでにほかの地域のことも記しておきたいと思う。木更津と袖ケ浦の断水日数は5日間、富津市は11日間であった。

 なぜこのように君津市だけ長く続いたか。亀山ダム・片倉ダムの水は、大寺浄水場と、十日市場浄水場との2か所で、安心安全な水となり、4市11か所の配水場に送られる。
問題はその先である。ここから家庭に届くまで、君津市の場合、小さな浄水場や送水所
が、何と41か所もあるのだ。そのほとんどが大寺・十日市場浄水場より高い地点にあるので、ポンプで送らなければならない。その電源が停止したのだ。
 つまり停電が治らなければ、蛇口を開いても水は出ない。

 東電に限らず、全国の電力会社が結集した。一刻も早く修復し、電気をつけ、水を届けねばならない。断水日数と東電の修復日数は、ほぼ同じであった。君津市は面積が広く、山の方に小さな集落がたくさんある。途中の山の道は倒木で通れない。それが長くかかった原因であったことが、今日の話し合いではっきり分かった。

 今日のネットニュースに、「千葉県は19号来襲予測を受けて、緊急の災害対策会議を行い、各地に職員を派遣することを決めた」というニュースが入っていた。前回の初動の遅れに対する批判が、怠け者の知事にも、よほど応えたらしい。倒木で通れない道には県道が多い。職員も一生懸命だったことを企業団の方は話しておられたが、てっぺんが所在不明であった3日間の初動の遅れは弁解の余地はない。

 19号台風は、12日の夜から13日の朝にかけてである。準備万全で備えたい。

                             kawakami

台風19号.PNG

 

 

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