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議会傍聴報告 5 [議会ウオッチング]

 山下信司議員は、怒りを込めて、地元で発生している無惨な開発、そこから生じている、環境破壊、排水処理、飲料水汚染の危険、梅雨時を迎えて崩壊の危険、これらのことが地域に対する一切の説明もなく行われていることに対し、行政の姿勢を糺した。
 さらに椎の森工業団地完成に伴う、企業活動の活発化からくる平成通交差点の渋滞と子どもたちの交通安全にかかわる配慮要請について、厳しく問題点を指摘し行政の早急な対応を要請した。

★ 椎の森工業団地に隣接する久保田・代宿地先の資材置き場に対する取り組みについて
① 3haの森林を伐採し、無惨な状況になっている。このことにつて、業者は近隣市民や自治体に説明もせずこのように開発したことに対し行政はどのように取り組んでいるのかを問う。
 この業者は、本社は埼玉県の業者で、有価物置き場と駐車場設置が目的という。行政としては、会社代表と県、市が対応し開発に対する手続きと、説明会開催を緊急に行うことを指導、2月には進捗状況を再点検。再度指導をしている。

② 近隣住民は井戸水を使っている方もいることから、野積みのバッテリーが大量にあることから、有毒物質による地下水汚染を憂慮している。このことに対する対応は・・
 使用済みのバッテリーであるが、県と市担当課で現場への立ち入り検査を行い、使用済みの状況を検査している。市のパトロールによる管理強化も行っている。

③ 雨水排水について、開発業者が行政の勧告に対しどのように対応し、実施しているのであろうか・・
 県の方から、調節池を設けることを指導。市でも早期対応を勧告している。

④ 搬入、搬出等で騒音が激しい。
 大型機械を使っているので、事実騒音が激しい。このことに関する手続きも不足している。このことは3年前も質問したはずである。
早急な対応を勧告している。騒音が激しく通報があった場合・・現地を確認し指導することを代表に申し入れている。説明会は一部で行った状況。

★ 椎の森工業団地2期地区の企業進出に伴う渋滞対策について

① 朝夕の道路は、数百メートルの渋滞を生み出している。上高根と平成道路の交差点は信号待ちでの渋滞。
 木更津警察署と協議し、交通標識の変更を要望している。

② 市境の道路について拡幅してほしいと思っている。
 市原市とは協定を結んでいる。管理は市原市。費用は分担。込み合うようであったら、協議を行いたいと思う。

◎ 椎の森工業団地に張り付く企業も決まって、喜んでいたところ、意外な落とし穴があった。悪徳業者による環境破壊である。質疑を聞いていると、行政機関の指導があっても、ほとんど実行が見えない。山下議員は「指導しているといっているが、言うことを聞かないようであれば事業を中止させよ!」と迫ったぐらいである。「約束期限はいつまでなのか」「協議中なので6月いっぱいで手続きをとるとの返答を見ている」とのこと。
 この会社名を知りたい。6月いっぱいかかっても何もしないようであれば会社名を公表し全市民の目にさらさせることぐらいはしなければならないと思う。

 それにしても、こんな開発を許可したところはどこなのであろうか。これも聞いてみたい。

                              Kawakami



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