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議会傍聴報告 3 [議会ウオッチング]

  一般質問3番手は篠崎典之議員である。一般質問直前に体調を崩して、入院されたと聞いている。完全に回復されたのか気になるのだ。篠崎議員は議員歴22年間である。今回で90回目の質問であるという。このことは当選以来22年間、一度も一般質問を休んだことなく登壇してきたことになる。すごいことだ。少し古くなると、何を勘違いしてか一般質問は新参議員がするものだと思っていらっしゃる方がいるようだ。そういう方は爪の垢を煎じて飲まれることだ。
 篠崎議員の質問は大綱2点である。「医療・福祉施策について」「オスプレイの木更津暫定配置要請等への対応について」というものだ。早速質疑の内容を報告する。

★ 医療・福祉施策について

① 国民健康保険加入者が医療機関に入院または高額治療を受けた場合、あらかじめ「限度額認定証」の交付を受けておくことで、退院時等に医療機関窓口で高額な医療費の支払いを減額できる。しかしあらかじめ「認定証」の交付のない単身者等が緊急入院した場合等、高額な医療費を求められてしまう。同「認定証」の「あらかじめの交付」の周知徹底についいて改善を要すると考えるがどうか・・という質問である。特に単身者の緊急入院の時などは、この「あらかじめ認定証」が漏れるようである。府中市などでは漏れないよう病院と市の間での連携がとられているという。30年には9367件中、4813件が後払いになってしまった。周知徹底については、町田市では申請書の書式についてホームページからダウンロードができるようになっている。袖ケ浦でもできないか・・速やかに実現できるよう検討するとの答弁であった。
 
② 身体障碍者手帳等の交付申請の際は医療機関が作成する有料の診断書が必要である。この診断書をもとに認否が決定される。診断書について市として支援の手を差し伸べる意志はないか・・との質問である。診断書は3000円から10000円程度の金額がかかる。30年の交付申請者は156名であった。市としては、このことについては現時点では見直す意思はないとの答弁であった。(58億円の財政危機と称し行政サービスを次々に打ち切ったことを思い出す)

★ オスプレイの木更津暫定配備要請について

▼ 防衛相・原田副大臣が、木更津市に対し説明に来た。佐賀を予定していた、17機が暫定配備されること。1日15回、年間4500回もの飛行訓練があること。暫定配備の期間は明示されていないことから永久配備の可能性は強いこと。騒音、落下物、低空飛行、事故等市民の安全な生活が乱されること等から、木更津市長は、市民、議会と検討し諾否の回答を留保した。袖ケ浦市には、隣接する市でありながら蚊帳の外に置かれている。
 このことに対する市長の認識を糺した。
市長は「予断をもって発言できないので、防衛省に説明を求めその回答を待っている。」との回答に終始した。

◎ 市長の、国、県、大企業等に対する対応では、自分の意志を表明することはまずない。原発・石炭火力もそうであったし、JRに対してもいちど「私が先頭に立って戦う」という発言を聞いたことはあるが、竜頭蛇尾であった。オスプレイが、コンビナートや、住宅地に墜落したとしても、このような態度で対応するのであろうか・・・これが率直な感想である。また、このような危険極まりない事実に対し、怒りを訴える議員は、ほかにどなたかいないのであろうか…とも思う。これらを含めて、戦前の状況に近づいて来ていることを憂慮している。

★ 大綱
▼ 明らかになった問題点
◎ 筆者の個人的感想                Kawakami

追加  篠崎議員は、ご自分のツイッターで、一般質問報告をされている。
    以下その記事を紹介する。

 陸上自衛隊のオスプレイが陸自木更津駐屯地に暫定配備すると防衛省から申し入れがあった件で隣接市の袖ケ浦市としての対応を6/12に一般質問さしました。防衛省は、千葉県と木更津市に申し入れたのみで袖ケ浦市には、全く話がありません。
 木更津市議会への説明会でも既存のCH47ヘリの年間2万5千回の飛行訓練に加え、オスプレイが年間4500回の飛行をするとのこと。
 袖ケ浦市臨海工業地帯の石油タンクやガスタンク上空も悪天候の中を計器で離陸する規定です。
合わせて30000回も飛び回る首都圏にさせてはなりません!
今日、明日には 非公開で木更津市内地元の方だけに防衛省が説明会をしてるとの情報も!
黙っていたらとんでもないことになります。声を上げ、行動していきましょう!
 


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