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治水対策のあり方をめぐって    ~千葉県のすぐれた事例~⑤ [小櫃川の水を守る会]

                   千葉県自然保護連合 中山敏則
 利根川の下流部に設けられた3つの調節池も大きな治水効果を発揮している。田中調節池(千葉県柏市、我孫子市)と稲戸井調節池(茨城県守谷市、取手市)、菅生調節池(守谷市)である。
 これらの調節池の治水容量(洪水調節容量)は計1億5483万m3である。これは八ッ場ダムの洪水調節容量(計画)6500万m3の2倍以上である。3つの調節池は、ふだんは農地などとして利用されていて、大洪水のときだけ湛水するようになっている。稲戸井調節池には湿原や河川林もあり、動植物の貴重な生息地となっている。野鳥観察もおこなわれている。

図は利根川の下流部に設けられた3つの調整池
〔図3〕田中・菅生・稲戸井調節池.gif
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