SSブログ

治水対策のあり方をめぐって    ~千葉県のすぐれた事例~⑤ [小櫃川の水を守る会]

                   千葉県自然保護連合 中山敏則
 利根川の下流部に設けられた3つの調節池も大きな治水効果を発揮している。田中調節池(千葉県柏市、我孫子市)と稲戸井調節池(茨城県守谷市、取手市)、菅生調節池(守谷市)である。
 これらの調節池の治水容量(洪水調節容量)は計1億5483万m3である。これは八ッ場ダムの洪水調節容量(計画)6500万m3の2倍以上である。3つの調節池は、ふだんは農地などとして利用されていて、大洪水のときだけ湛水するようになっている。稲戸井調節池には湿原や河川林もあり、動植物の貴重な生息地となっている。野鳥観察もおこなわれている。

図は利根川の下流部に設けられた3つの調整池
〔図3〕田中・菅生・稲戸井調節池.gif
nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:地域

nice! 1

コメント 1

富樫孝夫

稲刈りシーズンの頃が台風の季節、昨今春が早くなっているので稲刈り時期も早まって、稲刈り後に台風がくることが多い。稲刈りのために排水し土を乾かし固くするが稲刈りの終わった田んぼは再び貯水できるように畔の排水口を塞げば小さな遊水地になるので国や農協はこの考えを広めるべきではないかと思います。無数のミニ遊水地は大きなダムの働きとなるはずです。

by 富樫孝夫 (2018-10-29 14:37) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。