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「命の水」シリーズ 2 [水道事業]

 ◆ 水道の水を安心して飲める国  9か国

 水道の栓をひねると、奇麗な水が出てきて安心して飲める国は、世界中で12か国しかない…と、国土交通省が指摘していることをご存知でしょうか? 
 2018年の国土交通省の調査では、安心安全な国が9ヶ国、注意が必要な国は21ヶ国とのことです。

 私は40か国を超える各国を歴訪しています。 
 世界を旅すると、必ず水の問題に突き当たります。

 シルクロードへ行ったときには、乾燥地ウルムチで、干しブドウがおいしかったことにびっくりしたのですが、街中を流れる清流でわかりました。はるか高山から砂漠を突っ切って地下を掘りつないでひいたカナートの流れのおかげだったのです。
                   
 エジプトのバーで、ウイスキーのロックを頼み、危うく飲みかけて気が付きました。氷を作った水が原因で腹を痛めてしまう恐れがあるのです。

 熱砂の国、アラブ首長国連邦・ドバイでは、人が集まる時には、必ず一瓶ずつの「マサフィー」という名前のミネラルウオーターがついています。この水は海水を日本の技術で淡水化し、それにカナートの水を混ぜての安全な飲み水です。この水を日本に輸入された業者がいて、それが売れているという・・もの好きというか、贅沢というか・・・

 南アメリカ地域に、水道水を飲用水として利用できる国はありませんでした。スポーツが盛んな地域ではありますが、水道に対しての意識はシャワーや洗濯用で、飲み水は別という感じです。現地では、ミネラルウォーターを購入するのが一般的です。価格も安いので。また、ブラジルでは、公衆トイレのウォシュレットにお金がかかる場合もあります。

 フランス・パリでは、民営化の時の水は飲めませんでしたが、公益化に戻ってからは安心して飲める水になったとのことです。炭酸水も自由に飲めるとか・・

 水道水で、安心・安全そのまま飲める国は冒頭に書いた9か国しかないのです。

 ところが、私達の国日本で、その安心・安全が侵される状況になりそうなのです。なぜこのようなことが急速に起きたのか・・・明日からその内容に迫ってまいりましょう。

                      (明日に続く)  かわかみ

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