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袖ケ浦市長裁判被告となる 3 [火葬場問題]

 2、木更津市との共同建設を巡って

 共同建設の夢はあえなく消えた。簡単に言えば木更津市に梯子を外されてしまったということだ。
袖ケ浦市は対等な建設を夢見ていた。木更津市は共同建設により、いくらかでも建設費の軽減を図るのが目的であった。このことは、私たちが企画した市側不参加の「火葬場問題市民集会」で、参加者から当然のごとく指摘されていたことだ。

 木更津市は、君津市、富津市からも「共同建設に参加したい」という申し出があったことから、あっさり袖ケ浦市との共同建設を破棄し、新たな建設案提示に至ったのである。
 それは簡単に言えば「木更津市が建設、運営、管理全てを行う。他の3市は応分の負担を願いたい」という内容のものだ。袖ケ浦市は茫然…何ごともなすすべなしの状態に陥った。

▲ さてどうなるか・・これでも一緒に跡をくっついていくのか?決定的弱点は

① 市民が実際に利用している実態に立っていないこと。
 現在近隣都市の火葬場を使わせてもらっている。25年度はお隣の市原市の火葬場で410体
(78%)木更津市で88体(17%)その他の地域での火葬場で31体のご遺体が荼毘に付されている。
合計529体で1日平均1.4体というう数である。使用料は市原市が1体6万円。木更津市が4万円。袖ケ浦市ではご遺族負担を一律5000円とし、後は市が補助する仕組みを作った。袖ケ浦市の年間補助金合計は、約2800万円。これが実態なのだ。共同建設に踏み込むのであれば、なぜ一番利用させてもらっている、市原市の意向を聞こうとしないのか…何度申し入れても打診さえしない。理由不明。

② 火葬場問題も、市民の実態から離れて密室協議で政策決定
 重要政策決定のすべてが密室で行われている。市民の声を聴いているという理由づけの各種審議会の形骸化は、政策決定後に行われているパブリックコメントの無惨な実態。これも改善しようとしない。市民の声は全く無視し、独善的に進めてきたことを証明した火葬場建設狂想曲であった。

③ さてどうするか‥それでも木更津市の後をついて行くのか・・?
 さてこのような状況になっても、市民の声も聞かぬまま、恥も外聞も捨てて木更津市案の跡にくっついていくというのか・・9月議会一般質問11名の議員さん方でこの問題に触れる議員さんはいらっしゃらない。市民への説明は一切ない。当面して見守るしかない。

 以上が2015年9月時点での火葬場問題の経過報告である。そして木更津火葬場は完成。12月から使用が開始された。袖ケ浦市の使用料はご一体12000円である。市からの援助金はゼロ。一体建設にどれほどの金額がかかり、市はどれだけの金額を負担したのか。情報公開の回答はノリベン回答であった。つまり民間企業であることから企業秘密に属するため・・というのが黒く消された理由ということだ。

さてこのことと今回の訴訟はどうつながるのか・・・明日から本論である。
                      (続く)
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