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政府の無責任発言 [教育]

 「政府の唐突な無責任発言」東京新聞はこのような見出しで、「小中学校全国一斉休日」という政府発言を伝えている。この方針に対し、いち早く方針を出した千葉市・熊谷俊人市長の市民あての訴えを掲載する。               kawakami

★ 千葉市の方針 熊谷俊人

 学校休校について方針を固めました。
3月3日(火)より市内一斉休校とします(市立高校は4日から)。
2日(月)に休校中の学習・生活指導を丁寧に行う等、混乱を回避します。
 1・2年生で保護者がどうしても対応できない場合は学校で自習。疫学的知見に基づき、各教室少人数に分散して予防に努めます。
 特別支援学級は保護者がどうしても対応できない場合は6年生まで学校で対応します。本日、1・2年、特別支援学級の児童に希望の有無の紙を渡して2日に人数を取りまとめます。特別支援学校は休校しません。ただし、保護者の意思で休ませる場合は公休です。

 子どもルーム・保育園は開けます。
国は朝から学童保育を開けば良い的なことを言っているようですが、学校よりも子ども同士の接触機会が多い学童に朝から夕方まで子どもを置くのは疫学上よくありませんし、そもそも指導員の負担を考えれば現実的ではありません(そもそも急に確保できない)。パート等で学校時間帯勤務の方も救えません。

 卒業式・修了式は昨日の方針に基づき実施します。
修了式は校内放送等での実施。卒業式は来賓等の招待はせず、在校生は1~2名のみ(送辞など)、式典内容を精査して最小限の時間とし、運営方法も疫学に則って実施します。子ども達の人生にとって大事な機会です。感染予防に細心の注意を払って実施させてあげたいと思います。

 これら方針は本日プリントで児童生徒に持たせますし、市Webで掲載します。
なお、休校の期間は新型コロナウイルスの潜伏期間等を考慮し、暫定2週間としています。政府は春休みまで(約3週間)としていますが、その根拠を確認して判断します。私たちとしては学びの機会、突然卒業となるメンタル面などに見合うだけの疫学的根拠が国にあるのか確認する必要があります。

 (追記)3/16(月)までで確定しました!
政府方針をできる限り現場の現実に近づけるべく、市教委と協議して方針確定しましたが、教職員の皆さまには長期休校に伴う学習・生活指導の準備、休校中の対応などでご労苦をおかけします。市としてもできる限りのフォローをしたいと思います。

 非正規の方など、今回の政府方針によって収入が途絶える・減収等によって生活困窮に陥る方も出てきかねないと考えています。政府は当然収入保障をすると信じていますが、実施してもタイムラグがあると考えます。収入保障が実際に得られるまで繋ぎ融資を市としてできないか検討を指示しています。

※追記
 給食について色々と議論しましたが、人数が変動する、給食費の精算が煩雑かつシステムで対応できない等課題が多く、お弁当持参でお願いします。

★ わが袖ケ浦は、どのように対応するのであろうか。また例によって独自判断はせず態勢に流れるままに方針をゆだねるのであろうか・・「自立と協働」という理念の中で、一番自立していないのは行政であることを指摘してきたが、新市長である。地方自治の在り方に確信を持ち、袖ケ浦市民に寄り添った方針提示を期待している。


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