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社会保障推進千葉県協議会の巡回 [医療問題]

 国民健康保険制度という制度があります。もともとは戦前に、戦地へ国民を送り出すために健康でなければと設けられたものです。それが1958年「国民皆保険」実現のため現在の国保法ができました。農漁業、自営業など、低所得者が多いことも国は最初から承知していました。
 ですから協会けんぽや企業負担がない分国は財政補償をする必要があります。しかし国は80年から補助金を下げてきたため国保税が引き上げられました。

 さてこのことで、自治体が一般財源から国保へ繰り入れをしたことで、税金の値上げを抑えたり、引き下げを実施したところもあるのです。
 
 一方国保税が高すぎて払えず、正規の保険証を取り上げられ、資格証明書や短期保険証になり、治療を受けられないままの手遅れ死が問題になっています。
 この国民健康保険事業は、その第1条に「この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民健康保険の向上に寄与することを目的とする」とあります。国保はきちんとした社会保障制度なのです。

 過日「生活と健康を守る会」の方々が。この社会福祉関係の袖ケ浦市におけるアンケートに対する質問をするための集会があり、市役所関係職員が30名近く参加され、回答の不十分な点について質問を受けておりました。特に袖ケ浦では、最近廃業された産婦人科病院がゼロになったことからくる問題や、要介護要支援認定患者について2000人を超す人たちがいること等、詳しく読むと大変な状況であることが浮彫されてきています。

 今この国民健康保険を社会保障制度から、医療費抑制と徴収制度強化の第改悪を進めようとしていることをきちんと見抜くべきでありましょう。なんでも大きくするコことが良いことではないのです。
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